ウコンの精油成分に二日酔い改善機能 ハウス食品G(2014.9.11)
ウコンエキスに含まれる精油成分の一種「ビサクロン」に二日酔い改善を促す機能のあることを明らかにしたとハウス食品グループ本社㈱が1日、発表した。二日酔いの低減機能の一つとして、肝細胞障害抑制活性におよぼす機能を確認。その活性は、クルクミノイドよりも強かったとしている。
ビサクロンは、ビサボラン型セスキテルペン類に分類される化合物。同社によると、これまで同物質に関する機能性などの研究はほとんど行われていなかったという。
発表によると、アルコールを経口投与したマウスにビサクロン含有のウコンエキスを摂取させたところ、摂取させていない対照群と比べて飲酒に伴う自発運動量の低下を有意に抑えた。ハウスウェルネスフーズ㈱が開設したWEBサイト「ウコン研究所」によると、ビサクロン含有ウコンエキスのマウス投与量は、体重1㌔㌘当たりビサクロンとして60マイクロ㌘だとしている。