NC事業、海外展開加速 大塚HDが中期経営計画(2014.9.11)
大塚ホールディングス㈱(東京都千代田区)は8月26日、新カテゴリー市場の創生、グローバル事業展開などを掲げた2014年度を初年度とする今後5年間の第2次中期経営計画を策定、発表した。
同計画では、主力の抗精神病薬エビリファイの特許切れに伴う「収益構造の多様化を確立する5年間」と位置付け、今後新薬の開発、食品事業のグローバル展開などで収益減をカバーする。
サプリメント事業を含むニュートラシューティカルズ(NC)関連事業では、「変革・構造改革と成長」を提示。コアブランドである「SOYJOY」「ポカリスエット」「ネイチャーメイド」「N&S製品」(仏子会社のブランド)について、既展開国でのブランド構築を推し進める一方、グループのネットワークを活かした新規市場への進出を図る。具体的には、ポカリスエットのインドネシア・中国エリアにおける重点投資で市場シェアを確立することや、ネイチャーメイドの欧州進出などを視野に入れるなどして、18年度までに年平均成長率を7%に引き上げる。
エリア別の売上計画では、アジア11%、欧州6%、米国5%、日本1%増を目標値としている。