蝶理、韓国産プラセンタ純末を投入 価格に強みも(2014.9.11)
韓国産ブタプラセンタエキス純末の販売を蝶理㈱(東京都港区)が9月から始める。プラセンタ食品JHFA規格規準に準拠する一方で、価格競争力を大きく高めた。規格規準準拠のブタプラセンタ原料を使いたくても、価格がネックになっていた先が多いと同社では見ており、こうした販売会社などに売り込んでいきたい考えだ。
新原料で年間10㌧の販売を目指す。規格規準準拠や価格競争力のほかに、品質の高さも訴求していく方針だ。原材料ブタ胎盤は韓国内のHACCP認証農場から直接調達。これを製品化するのはISO22000認証取得工場で、「国産原料と比べてもまったくそん色のない品質管理が行われている」と強調している。
価格については国産ブタプラセンタエキス末の市場価格と比べてキロ当たり数万円の強み。韓国でも養豚が盛んに行われている。JHFA規格規準準拠プラセンタ原料の中でも、価格競争力の高い原料だとしてアピールしていく。
製造元は、もともと化粧品用プラセンタ原料を製造販売していた先で、今回蝶理が日本で独占販売する食用原料についても製法特許を取得している。同社によると、pH2.8の溶液にも完全溶解するという特性があり、「ドリンクやゼリーにも配合しやすい」としている。