健食は添加物使用違反多く 輸入食品監視指導結果(2014.9.11)

厚労省外観

 厚生労働省がまとめた、2013(平成25)年度の「輸入食品監視指導計画に基づく監視指導結果」によると、同年度の輸入届出件数は218万5480件で前年度比3985件(0.2%)増、届出重量は約3098万㌧で同約117万㌧(3.7%)減った。検査件数は届出件数の9.2%にあたる20万1198件実施、うち0.05%の1043件(延べ数1085件)が法違反となり、積み戻しや廃棄などの措置を講じた。

 国別輸入届出数は中国の67万6475件(総届出数の31%)が最多、米国24万1522件(同11%)、フランス20万6054件(同9%)、タイ14万4870件(同7%)が続いた。一方、違反は中国244件(総違反数の23%)、米国196件(同19%)、タイ74件(同7%)、ベトナム69件(同7%)の順で多かった。

 違反事例で最も多かったのは、残留農薬などの成分規格違反の568件(総違反数の52%)で、次いでカビ毒のアフラトキシンやシアン化合物検出など食品衛生法6条違反の336件(同31%)、指定外添加物使用の98件(同9%)が続いた。特に米国や韓国は健康食品の指定外添加物使用の違反が多かった。

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