サプリメント・健康食品受託製造大手のアリメント工業(山梨県南巨摩郡)がリンゴ酸の配合を技術的特徴とする崩壊遅延防止ソフトカプセルを新たに開発し、企業出展した食品開発展(10月6~8日)で発表した。
健康産業流通新聞は、国内サプリメント・健康食品受託製造事業者(OEMメーカー)を対象にしたメールアンケート(一部聞き取り)を9月下旬から10月中旬頃にかけて実施、合計46社から回答を得た。アンケートでは、今年1~9月に件数ベースで受注の多かった素材・成分、直近業績などを聞いた他、厚生労働省が昨年6月に施行した指定成分等含有食品制度についても尋ねた。
新型コロナ禍で需要が高まった「食品通販」の2020年度市場規模が前年度比約13%増の4兆3057億円(小売金額ベース)に達したという。調査会社の矢野経済研究所が今年6~9月にかけて調査し、結果の概要を9月22日に公表した。通販で消費者に提供される生鮮食品からその他加工食品までを調査対象にしたもので、健康食品も含む。
男子サッカー日本代表の吉田麻也選手をイメージキャラクターにしたサプリメントの販売が先月から始まっている。ブランド名に『サッカーサプリメント』を掲げたもので、主要な販売ターゲットはサッカー選手や愛好家らのようだ。販売するのは「サッカーサプリメントジャパン」(熊本市中央区)。ワールドカップを控える中、まさに「サッカー」尽くしのサプリメントが登場した。
キリンホールディングス(東京都中野区)がサプリメントのBtoC(対消費者)事業を再編、強化する。これまで部分的な連携にとどめていたグループの協和発酵バイオで手掛けるサプリメント通販事業とキリンHD本体の同通販事業を完全に一体化させるなどし、サプリメント通販事業を成長、加速させる狙いだ。独自素材の原材料販売などBtoB(対事業者)事業との両輪をさらに大きく回していくことになる。
4月に始まった2021年度の上半期が先月末で終わった。前年から続く新型コロナウイルス禍の中、免疫機能に及ぼす働きを訴求できるようにもなった機能性表示食品に対し、行政、業界、事業者はどう取り組んだのか。今後を展望する目的も含め、機能性表示食品を巡る21年度上半期の動きを振り返る。
DHCが9月15日を最後に韓国での販売活動を終えたようだ。同社の現地法人DHCコリアが同1日から公式ホームページを通じて国内営業を終えることを伝えていた。具体的な理由は明らかにしていない。2019年から韓国で続く日本製品不買運動や、DHC会長による在日コリアン差別とも受け取れる文章などの影響が取り沙汰されている。
総務省統計局が9月7日公表した2021年7月の家計調査(2人以上世帯)で、サプリメントなど「健康保持用摂取品」の1世帯あたり支出額が前年の同じ月から大きく落ち込み、物価変動の影響を除いた実質で17.2%のマイナスとなった。
日本通信販売協会(JADMA)が9月1日公表した2021年7月の通販売上高調査結果で、「健康食品」の売上高は158億3100万円となり、2カ月連続で150億円台に達した。前年同月比は9.1%のプラスで、増加は14カ月連続。1年以上にわたり前年同月を割り込んでいない。調査対象は、JADMA会員企業122社。