大麦若葉商材の製造販売で50年以上の実績を持つ日本薬品開発は、大麦若葉エキス末の特性を活かしたOEM事業の強化に乗り出す。すでに同社事業におけるOEMへの取組みは大きなウエイトを占めているが、長年培ってきた同エキスの汎用性やエビデンスの利用を促しながら事業規模を拡げ、「日本薬品開発の大麦若葉エキス末」の市場への浸透を図る。
花王が、α‐リノレン酸ジアシルグリセロール(ALA‐DAG)を含む食用油での特定保健用食品許可に向けた事業展開を始めた。同社では以前より、同成分の安全性をはじめ、長期摂取による臨床試験などを多数論文発表しており、「(同成分の)食品事業を進める方向にあるが、トクホはあらゆる可能性のひとつ」といい、様々な食品形態での事業化を進めていく考えだ。
機能性食品素材開発・製造販売のオムニカがビルベリーエキスの国内生産に乗り出す。同社は今春、最新鋭の植物エキス生産プラントおよび関連施設などで構成される新工場を静岡県裾野市内に竣工。新工場での第1弾生産品目となる。高尾久貴社長が今月2日、裾野工場施設内で取材に答えた。
北の達人コーポレーションは、2010年から手掛けている主力商材のひとつ、オリゴ糖配合食品「カイテキオリゴ」を、機能性表示食品に刷新し、今秋を目途に販売開始する。
今月27日に東証マザーズ市場への新規上場を予定している化粧品、健康食品通販の新日本製薬は、新株発行で調達する約13億円を、顧客データベースのシステム強化や、化粧品や機能性表示食品、医薬品の開発、通販顧客に対するSNSなどの媒体開発、免税店やドラッグストアなど新業態への販路開拓に投資し、各事業を拡充する。
東洋新薬は、昨年2月から建設を進めていた新たな総合受託製造工場施設「インテリジェンスパーク」(佐賀県鳥栖市)を6日竣工し、17日から稼働を開始した。6日には工場施設内で竣工式を執り行い、鳥栖市長ら行政関係者や近隣企業関係者ら約100名が臨席した。
小林製薬は、昨年10月に届出公表されていた血圧訴求の機能性表示食品のサプリメント「杜仲源GX」の販売を5月から開始した。同社ではこれまでに、ルテインやイチョウ葉など機能性表示食品6品を発売しているが、独自に開発した原材料による機能性表示食品の市場投入は初めてとなる。販売チャネルは通販のみ。
体内のカロテノイド量を手軽に測定できる状況が今後増えるかもしれない。産業機械などの専門商社、アルテック(東京都中央区)が、野菜やサプリメントから摂取するなどして体内に蓄積されるカロテノイドの量を分析、数値化できる測定装置の国内販売をこのほど開始した。先月末に、その第1号機をドラッグストアチェーンのキリン堂に導入することが発表され、早ければ7月には店頭などで同機器を試すことができそうだ。
長瀬産業は3日、アミノ酸やプロテインなど機能性食品素材販売などを手掛ける米国の大手企業プリノバグループの株式約94%を取得し、連結子会社化すると発表した。