キリンホールディングスは5日、連結子会社の協和発酵キリンから、同社100%子会社の協和発酵バイオの株式95%を、約1280億円で4月28日に取得すると発表した。キリンHDは、協和発酵キリンの株式の50.1%を保有している。
オリザ油化が製造販売する植物由来機能性食品素材の機能性関与成分化が着々と進んでいる。このほど第3の素材として黒ショウガの届出が受理された。自立した日常生活を送る上で必要な筋力をサポートする働きをヘルスクレームにしたもの。自転車運動のサポートも訴求する従来にない届出となった。
機能性表示食品の機能性関与成分になり得る機能性食品素材の収集にアピが乗り出す。研究所で独自に研究レビュー(SR)を実施するなどして、機能性表示食品の受託開発・製造(ODM)に生かす。人的制約などからSRの用意までは難しいという原材料事業者のサポートにもつなげる。
アサヒグループ食品のサプリメントブランド「ディアナチュラ」の売上高が、目標を大きく上回る前年度比22%増を記録したことが分かった。同社では好調を背景に茨城工場の生産能力を倍増させる考え。同社が1月24日に開催した事業説明会で明らかにした。
ファンケルの業績が引き続き好調だ。先月30日に発表した、2019年3月期第3四半期の業績は、インバウンドの押し上げなどにより売上高は対前年比14.4%増の933億1600万円、経常利益は同47.5%増の106億400万円を計上した。昨年10月に上方修正した通期売上高1220億円はほぼ達成しそうな勢いだ。
えひめ飲料は、愛媛県や松山大学、愛媛大学との産学官連携で開発して届け出た機能性表示食品の飲料を12月17日発売した。河内晩柑果皮に多く含まれるオーラプテンを機能性関与成分にしたもので、「中高年の方の認知機能の一部である記憶力(言葉を記憶し、思い出す力)を維持する」働きを訴求する。
北の達人コーポレーションの2019年2月期第3四半期の業績が、前期に引き続きに大幅に伸長した。売上高は対前年比60.7%増の59億5800万円、経常利益は同66.4%増の14億6200万円の増収増益だった。同社が11日発表した。
武田コンシューマーヘルスケア代表取締役社長および日本OTC医薬品協会長を突如退任し去就が注目されていた杉本雅史氏(=写真)がロート製薬の代表取締役社長に就くことになった。次期社長として就任が内定しており、6月開催予定の株主総会と取締役会を経て正式に決定する方向だ。ロートが4日、発表した。
小林製薬は、機能性表示食品として昨秋に届出受理されていた、認知機能を維持するなどのヘルスクレームを持つサプリメント「健脳ヘルプ」の店頭販売を4月から始める。まずは中国・四国地域限定で売り込み、テレビCMなどのプロモーションを仕掛けて市場の動向を見極め、早期の全国販売に踏み切りたい考え。初年度3億円の売上を見込む。流通関係者向けに10日開催した春の新製品内覧会で発表した。