シオノギヘルスケアが健康食品事業に本格参入した。今月2日付でダイレクト販売本部を新設し、4日、健康食品の通信販売事業を行う「シオノギ健康通販」を開設。フコイダンを配合したサプリメントや明日葉を使った青汁などの販売を開始した。健康食品の原材料販売も手掛けていくことになる。
日本製粉が販売する美容サプリメント向け原材料の米由来グルコシルセラミド(植物セラミド)について、カナダで保湿機能に関するヘルスクレームが承認された。認められたのは、「肌のバリア機能を正常に保つ効果」「肌からの水分損失を抑制する効果」の2つ。同社は一昨年から、カナダおよび米国での販売を進めていた。
各種健康食品製造販売のミナト製薬は、スポーツ関連の商材を拡充する。まずは今月、農機大手ヤンマーのグループ会社、ヤンマーアグリイノベーションが開発したコメ由来食材“ライスジュレ”を活用した、アスリート向けのカロリー補給食品を上市し、2月にはカリウムや鉄分補給の粉末麦茶製品第2弾を投入する。
国際的なサプリメントのアンチドーピング認証プログラム「インフォードチョイス」(IC認証)について、新たに小林香料が取得していたことが分かった。同社が日本国内で製造販売する「HMB(3‐ヒドロキシ‐3‐メチルブチレート)カルシウム」について、原材料認証を昨年末までに受けていた。HMBの原材料としてのIC認証取得は、運用が先行している海外市場も含めて初とみられる。
化粧品受託製造企業のミリオナ化粧品(大阪市北区)が沖縄県に進出する。年明けを目途に、那覇市内にグループ会社を新設する予定だ。取引先の県内企業からの要請を受けて決めた。これを機に、県産素材を活用した美容食品向け原材料の開発にも弾みを付けたい考え。
ソフトカプセルやハードカプセル、打錠など健康食品受託製造の三協は、昨今の受注量増加に対応するため、袋詰めや三方シールなどの包装専用の工場を新設する。富士市大渕の自社敷地内に建屋を設けるもので、詳細は今後詰めていくが、年明けの早い段階で着工し、来年11月には竣工させる。投資額は明かしていない。
各種機能性素材を開発・販売するファーマフーズの業績が、前期に引き続き好調に推移している。12日に発表した2019年7月期第1四半期決算では、売上高が対前年比59.6%増の25億7500万円を計上した。中核事業である通信販売事業と、GABAを中心に販売実績を伸ばす機能性素材事業の増収が全体の売上高を大きく引き上げた。
ヤクルトヘルスフーズは11月27日、機能性表示食品としての活用を視野に入れた青汁素材の研究を行う寄付講座を信州大学農学部に開設すると発表した。研究対象はケールの新品種とされる「ハイパール」。寄付講座では、ヒトを対象にハイパールの有効成分の体内動態や作用機序の解明、新規活性成分の探索などの研究を推進していく計画だ。
資生堂は、美容健康食品の主力ブランド「ザ・コラーゲン」に新製品を追加し、来年3月1日から、子会社の資生堂薬品を通じて全国のドラッグストアやコンビニエンスストアで販売を始める。既存品に配合している美容特許成分に加え、新たな美容特許成分を配合したもの。「ザ・コラーゲンW」の名称で、3品目5品種を新たに追加する。11月27日に発表した。