消費者庁は11日と12日の両日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、新たに41件の届出を発表した。今回の更新ではバナバ葉由来コロソリン酸、酢酸を機能性関与成分にした届出で、それぞれの成分として初の表示があった。
総務省統計局が、7日付で公表した2023年の家計調査報告2月分(2人以上の世帯)で、健康食品・飲料やサプリメントなどが含まれる「健康保持用摂取品」の1世帯当たりの支出額は、前年同月比実質6.8%減となった。
三菱ケミカルグループでヘルスケア事業を展開する新菱(北九州市八幡西区)が、独自開発の水素原材料を用いた機能性表示食品の販売を6月から開始する。2019年から販売開始する健康食品「高濃度水素ゼリー」を機能性表示食品に切り替えて市場での提案を強化していく。同社が機能性表示食品の販売を始めるのは初めて。
経済産業省調査統計グループが3月31日に発表した2023年2月分の商業動態統計速報によると、ドラッグストア(DgS)における「健康食品」の販売額は195億円。前年同月比は1.5%増で、14カ月連続の増額となった。
島津製作所と農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が、健康につながる食品・飲料開発を支援する研究ラボを開設した。今後、食品・飲料メーカーにラボの利用を促し、同ラボで得られた知見を蓄積し次世代の食品・飲料研究に発展させ、食を通じた健康長寿社会の実現とイノベーション創出を目指す。
国内のドラッグストア売上高が8.7兆円にのぼることが、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の調べで分かった。前年からの伸び率は2.0%増。OTC医薬品や健康食品・サプリメントなどで構成される「調剤・ヘルスケア」の伸びが全体の売上高を押し上げたほか、化粧品などの「ビューティーケア」「フーズ・その他」のカテゴリーも前年の販売実績を上回った。
総務省統計局が、10日付で公表した2023年の家計調査報告1月分(2人以上の世帯)で、健康食品・飲料やサプリメントなどが含まれる「健康保持用摂取品」の1世帯当たりの支出額は、前年同月比実質4.1%減となった。
各種健康食品原材料を取り扱うCBC(東京都中央区)が、乳酸菌や酵母などの研究及び販売を80年以上続ける大手乳酸菌原材料メーカーのLALLEMAND社が手掛ける複数のサプリメント向け乳酸菌原材料を国内展開する。ストレス関連のヘルスクレームを想定した機能性表示食品の展開も計画しており、展示会などで積極的な情報発信を行う方針だ。
保健機能食品のうち、機能性表示食品はここ数年で市場が拡大し、特定保健用食品は2018年以降、市場の縮小が進んでいる――。そんな調査結果を、マーケティング市場調査の富士経済が3日発表した。22年度(見込み)の機能性表示食品の市場規模は前年比24.0%増の5462億円と試算した。特に脂肪に関するヘルスクレームのシェアが高く、全体の市場規模の半分以上の3224億円にのぼるとした。