経済産業省調査統計グループが31日に発表した2022年9月分の商業動態統計速報によると、ドラッグストア(DgS)における「健康食品」の販売額は195億円。前年同月比は0.3%増で、微増ではあるものの9カ月連続の増加となった。
食薬区分改正コイケマなど非医 新たな改正案も パブコメ開始
(2022.10.27)厚生労働省は24日、食薬区分を一部改正し、各都道府県などに通知した。「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」(非医リスト)に追加された2成分は、植物由来物などのコイケマ、その他(化学物質等)のD‐β‐ヒドロキシ酪酸。コイケマとD‐β‐ヒドロキシ酪酸は、ともに海外でサプリメントとして流通し、健康被害などは報告されていない。
アサヒグループ食品(
セラバリューズ(
「ヘルシアシリーズ」に使用している茶カテキンとコーヒー豆由来クロロゲン酸類の機能性素材「ルナフェノン」ブランドを、昨年から販売している花王(
プロテインの売上157億円に カーブス コロナ前から大きく伸長
(2022.10.13)主婦層を主要ターゲットに展開するフィットネスクラブ「カーブス」を運営するカーブスホールディングス(東京都港区)は13日、会員向け物販売上のうちプロテインの売上高が前年から大きく上回る157億円を売り上げたと発表した。食生活相談の強化月間を展開したことでプロテインの定期契約者数が増加するとともに、プロテインの高機能商品による客単価が向上したことなどで売上を大きく伸ばした。
今年度初の30件以上の届出 新規成分にヤクルトの乳酸菌が登場
(2022.10.11)消費者庁は7日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、33件の新規届出を発表した。一度に30件以上の新規届出を発表するのは今年度のH番台では初めて。20件以上も8月9日の発表以来で約2カ月ぶりだった。今年度の届出数は416件となった。
プラズマ 「機能性」38品に 大正製薬が代表ブランド活用など
(2022.10.6)免疫ケアを訴求するプラズマ乳酸菌の国内外における商品展開が広がりを見せている。10月5日時点で、国内で機能性表示食品として市場投入されている、かつ発売予定の商品を合わせると38品にのぼる。海外ではすでに展開している東南アジア諸国、米国に加え、欧州での取組みが今秋から始まるなど、プラズマ乳酸菌関連事業で2027年の目標値として掲げる菌体販売で35億円、最終商品販売で500億円の達成に向け着実に事業を拡大させている。
北海道経済産業局は9月29日、健康食品の電話勧誘販売業者の一製薬(
東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)は29日、315名分の腸内細菌叢データの分譲を開始すると発表した。同事業により、全国にある腸内細菌叢データの利活用が促され、マイクロバイオーム研究に基づく食による健康維持を目標とした研究の飛躍的な前進を期待している。