黒生姜エキスで持久力向上 早大との共同研究で論文発表 丸善製薬
(2022.12.8) 健康食品や化粧品の原材料を製造する丸善製薬(
ファーマフーズ(京都市西京区)の2023年7月期における機能性食品素材、化粧品、医薬部外品など販売事業が前年実績を上回る好調な滑り出しを見せている。5日発表した同期第1四半期の全体売上高は対前年比35.1%増の170億3000万円と大きく伸ばした。1Qから広告宣伝費を128億円投下したことで利益面では22億円の営業損失となったが、定期顧客件数を115万件に伸ばした。
機能性表示食品の摂取比率は3割で、最も関心の高いヘルスクレームは「お腹の脂肪(体脂肪・内臓脂肪)、体重減少」だとする調査結果を、矢野経済研究所が11月30日発表した。
ミリオナ化粧品(大阪市北区)のグループ企業で健康食品・サプリメントOEMメーカー、ラシェル製薬(大阪市北区)が岡山工場に新設した「スティックゼリーライン」が本格稼働を始める。28日に発表した。
プレミアアンチエイジング(東京都港区)が、健康食品の新ブランドを立ち上げる。来年2月に機能性表示食品2品を上市。同社が22日に発表した。
卵殻膜市場をけん引するアルマード(東京都中央区)が、サプリメントや飲料、化粧品などといった最終製品の海外展開を強化する。8月に同社の主要株主となったCBC(東京都中央区)と協力して、欧州を中心に販売を拡大させていく方針だ。
健康食品製造販売のファイン(大阪市東淀川区)が、独自素材を活用した機能性表示食品の届出に向けた取組みを始めている。ニンニクエキスと米胚芽エキスを加えたニンニク米胚芽複合体の独自原材料で、プロテインと同時摂取することで骨格筋量や筋肉量への有意な結果が得られたことから、今後スポーツ系サプリメントに活用できるよう開発を進める。
化粧品、健康食品通販の新日本製薬(福岡市中央区)は11日、2022年9月期の連結業績を発表した。売上高は対前年比6.5%増の361億円、営業利益は同2.9%増の35億円の増収増益だった。主力事業の化粧品が成長したことに加え、健康食品などを含むヘルスケアも機能性表示食品の青汁が好調に推移し増収に寄与した。
総務省統計局が、8日付で公表した2022年の家計調査報告9月分(2人以上の世帯)で、健康食品・飲料やサプリメントなどが含まれる「健康保持用摂取品」の1世帯当たりの支出額は、前年同月比実質0.3%増となり、2カ月連続の増額となった。
創業は大正12年、現在健康食品事業としてはCBD事業やOEM供給を手掛ける吉兆堂(神戸市中央区)が、従来の課題であった「苦味」を大幅軽減したCBDの水溶化技術の開発に成功したと10月31日に発表した。ヤマサン(東京都豊島区)との共同開発で、共同特許(特許第7140865号)を取得している。