HMBを機能性関与成分にした清涼飲料水の機能性表示食品の届出情報が11日、届出データベースに公開された。HMBはこれまでに20件ほどの届出が受理されているが、清涼飲料水は初。届け出たのは老舗SNS「Mixi」の運営や、スマートフォン向けゲームアプリ「モンスターストライク」で知られるミクシィの子会社で、同社として初の届出となる。販売開始後の動きが注目されそうだ。
自転車のネット通販、スマホ配信ゲームアプリ事業などのエイチームは18日、グループ会社「エイチームライフスタイル」を通じて女性向けの妊活サプリを同社通販サイトで販売を開始したと発表した。
ファンケル創業者の池森賢二会長は18日、同社が都内で開いたメディア懇親会で挨拶に立ち、5年前に経営に復帰してからの業績の回復について、「インバウンドに支えられている部分も大きいが、相当な売上につながっている」「国内売上も伸びている」「化粧品よりもサプリの方が著しく伸びてきた」と語り、ここ数年右肩上がりで伸長する好調ぶりをアピールした。
明治が複数のアミノ酸を関与成分とし、「体脂肪が気になる人に適する」旨を保健の用途にする、清涼飲料水の特定保健用食品(トクホ)の表示許可を、消費者庁に申請していたことが分かった。同庁が17日、同品を消費者委員会に諮問したと発表した。近く、消費者委の新開発食品調査部会新開発食品評価第一調査会で審議が始まることになる。
健康食品など製造・販売するピルボックスジャパンの機能性表示食品「onaka」が、インバウンド商品としてドラッグストアなどで人気が出ている。調査会社などの調べでも、機能性表示食品のカテゴリーでは、インバウンドで人気の高い商品になっているようだ。
ウエルシア薬局は6月19日、女子栄養大との間で産学連携包括協定を締結し、発表した。「健康」「食」「栄養」を基本事項として相互の情報交換を深め、産業と社会の発展に貢献するのが目的。管理栄養士のスキルを十分に生かせる場の創造も目指す。健康をテーマにした商品の共同開発も検討していく予定。
レジスタントスターチなどが豊富な大麦食品「バーリーマックス」を手掛ける帝人は、新たな機能性食品事業を開始する。第2弾商材は水溶性食物繊維の「イヌリン」。まずはイヌリンの用途開発や臨床試験を含めた機能性に関するエビデンスを集積し、来年度から本格的な販売を開始する。「イヌリア」のブランド名で展開する予定。
機能性関与成分のシステマティックレビュー(SR)で届け出た機能性表示食品の有効性を、最終製品の臨床試験で再検証した論文が、査読付き誌「薬理と治療」の6月号に掲載された。あくまでも成分としての研究結果を機能性の科学的根拠とするのがSRによる届出だが、実際に消費者が購入する市販品に同様の機能性があるかどうかを、二重盲検プラセボ対照並行群間ランダム化比較試験で改めて確かめた。試験費用は届出者自らが負担。機能性表示食品の届出を行う企業姿勢として注目したい。
語学スクール運営のECCは3日、九州工業大学と共同で、「エラスチンを利用したバイオマテリアル及び健康補助食品の開発」をテーマにした共同研究講座を設置したことを明らかにした。今年1月に設置していた。設置期間は2021年3月末までの3年間。設置場所は同大学内。
ファンケルは、ここ数年低迷が続いていた青汁事業のテコ入れを図る。5月から販売を始めている独自製法を取り入れたピューレタイプの新製品「濃縮野菜 国産ケール100%」を第1弾に、今期中にもう1品を追加し、減収傾向が続いていた青汁事業の立て直しを進める。