アスタキサンチン原料「アスタビオ」を供給するバイオジェニック㈱(東京都中央区)は、東南アジアのブルネイ・ダルサラーム国に所在するMCバイオテック社(三菱商事㈱100%出資)に、ヘマトコッカス藻の培養装置を納めるなど技術協力するとともに、装置の運転管理業務を受託する予定。さらに原料を買い取って製剤化し、供給していくことを発表した。
化粧品市場への新規参入や商品ブランド育成を支援する取り組みの一環として、10~60代日本人女性2000名を対象にした消費者調査データに基づき、商品コンセプト設計やマーケティング施策などを提案する新サービスを、化粧品受託製造の㈱サティス製薬(埼玉県吉川市)が25日から始める。特に異業種からの化粧品市場参入企業をサポートしたい考え。「スタートアップ企業でも市場競争力の高い商品をつくり出せる」という。
機能性表示食品制度への対応を巡り、一部の原料事業者が最終製品販売会社に対する届出支援を積極的に進めている。研究体制が不十分な中小企業が新制度を活用するには、原料事業者のサポートが必要不可欠。システマティックレビュー(研究レビュー)をホームページに公開する事業者も現れた。
アサヒグループホールディングス㈱(東京都墨田区)は、来年1月1日付で国内の飲料事業と食品事業の再編を行うことを決定、3日発表した。この再編は国内事業強化の一環で、担当事業領域を明確にすることで意思決定スピードを向上させ、市場の変化により迅速に対応するとともに、事業内のシナジー効果も発揮できるものになるという。
金氏高麗人参㈱(京都市下京区)は、独自製法による高麗人参原料「醗酵紅参」に関する国内特許を取得したと発表した(特許番号:第5748256号)。紅参を粉末化し、固体培養法による独自発酵法により、吸収性の高いジンセノサイドのうちジペノサイドⅩⅦとコンパウンドOの2成分を必須成分に、その含有比率を規格化した原料。現在、量産化に向けた製造体制を進めており、早い段階で最終製品を上市させると同時に、原料・OEM供給にも乗り出す。
健康食品の受託製造メーカーとして今年から本格稼働を始めた㈱タキザワ製薬(さいたま市大宮区)は、定番とされるビタミン・ミネラルやダイエット系素材に加え、グループ会社としてアロエ栽培・製造で長年の実績を持つ㈱平田農園、㈱四万十アロエが取り扱うアロエ原料などを強みとした受託製造の提案を推し進める。
健康食品・化粧品販売のフォーデイズ㈱(東京都中央区)の2015年3月期決算で売上高が、前年同期比3.6%増の383億1424万円となり、15期連続で増収した。これにより、国内ネットワークビジネス業界で第3位の売上高規模になる見通し。同社がこのほど発表した。今期(16年3月期)の売上高見通しは390億円。会員数も30万人突破を見込む。
アスタキサンチン原料市場に富士フイルム㈱(東京都港区)が新規参入した。同社にも原料供給していた武田紙器㈱(千葉県柏市)のアスタキサンチン事業を全面的に譲り受けた格好だ。武田紙器の顧客をそのまま引き継ぐかたちで、5月1日から原料販売事業を本格稼働させている。武田紙器では譲渡金額を明らかにしていない。
コメ由来グルコシルセラミドを機能性関与成分にした機能性表示食品の最終商品化について、㈱東洋新薬(福岡市博多区)と一丸ファルコス㈱(岐阜県本巣市)が協業することが15日、分かった。
㈱ファンケル(横浜市中区)は11日、4月に届出が受理された機能性表示食品「えんきん」「健脂サポート」に続く商材数品目を年内に届出することを明らかにした。来月19日から売り出す「えんきん」についても、広告宣伝費として今期12億円を投じ売上高を70%伸張させる方針で、新制度に対応した商品を拡充させる。2015年度を初年度とする新中期経営計画策定の発表会で今後の戦略を打ち出した。