㈱シクロケム(東京都中央区)は、関連会社の㈱コサナを通じて「MGOマヌカハニー」(写真)の百貨店などの店舗ルート戦略で積極的な販売を進めている。同社の取組みもあり、昨年テレビの健康情報番組や女性誌などメディアにマヌカハニーが取り上げられ、強い抗菌・抗酸化作用などの認知度も向上している。
健康食品受託の備前化成㈱(岡山県赤磐市)は、今春創設される食品の新たな機能性表示制度への対応を強化している。専担者などを配置し、全社一丸で顧客をサポートをする体制を整えたほか、自社原料の知見収集やシステマティックレビュー(SR)などの対応を進めていく。
㈱AFC‐HDアムスライフサイエンス(静岡市駿河区)は9日、平成27年8月期・第1四半期(26年9月1日~11月30日)決算を発表した。主軸であるOEM部門は伸張したものの、消費増税の影響が長引いたなど厳しい経営環境に加え、前期に行った不採算店舗の閉鎖などが影響し、売上高は前年同期比2.4%減の33億7100万円となった。営業利益は同20.6%減の1億7300万円、経常利益は同17.6%減の1億6600万円、純利益は同23.0%減の9900万円。
シャクリー・グローバル・グループ㈱(東京都新宿区)は6日、同日開催の取締役会において、堂山昌司氏(写真)の代表執行役の就任を決めた。堂山氏は日本シャクリーホールディングス㈱、日本シャクリー㈱の代表執行役社長も兼ねる。
乳酸菌マイクロ熟成エキス「MME」の原料・OEM供給事業を進めるワイドプランニング㈱(東京都世田谷区)は、これまで同原料を主要原料としての活用を促してきたが、市場での存在感をより高めるために副原料での提案も強化していく。併せて全国約100社の販社体制も整備するなど、新たな製販体制を構築していく。
不二製油㈱(大阪府泉佐野市)は、泉佐野市の研究開発拠点を全面的に建て替え、新たな研究開発施設「不二テクノセンター(仮称)」を建設すると12月18日発表した。また今年3月には海外発の研究開発施設をシンガポールに開設するなど、中期経営計画「ルネサンス不二2016」で掲げたグローバル体制の構築を進める。
ビーエイチエヌ㈱(東京都千代田区)が取扱い原料のうち大麦由来βグルカンなど4原料の提案を強化している。各原料が現時点で保有しているエビデンスの質などを検討し、今春実施される機能性表示制度に対応可能と判断できる原料を選定。その他の取り扱い原料についても今後、機能性表示を行える可能性の高いものを慎重に見極め、提案を強化する。
コラーゲン、プラセンタに次ぐ美容素材として参入企業が相次いでいるエラスチン市場。今後伸展が期待される同素材の研究を約40年間積み重ねてきた㈱バイタルリソース応用研究所社長の岡元孝二博士(九州工業大学名誉教授)は、「動脈硬化への作用など多機能性も重視するべき」として、美容面以外での訴求の必要性を説いている。エラスチン研究で知られる同氏に話を聞いた。
㈱三協(静岡県富士市、石川俊光社長)は12月2日付で、FDA(米国食品医薬局)が定める「cGMP基準」の認証を取得したと発表した。認証取得したのは、4月に完成した新工場の第4工場。
大塚製薬㈱(東京都千代田区)は18日、子会社でサプリメントのネイチャーメイドを製造販売する米国ファーマバイト社が、自然植物由来のサプリを手掛けるフードステイト社(米国ニューハンプシャー州)を買収したと発表した。ファーマ社が持つ大型小売店などのマスマーケットチャネルに加え、フード社が展開する2つのサプリブランドや自然食品店、医師向けなどの販売チャネルの営業体制を手に入れることになり、米国サプリ市場でのさらなる事業拡大を図る。買収額は100億円未満とみられる。なお日本市場での同ブランドの販売は「今は計画していない」。