機能性表示が可能な成分として期待感の高いDHAやEPAを含むクリルオイル。原料市場を押さえているのは海外企業だが、この日本の新しい動きにどう対応するのか。ノルウェーのクリルオイル原料販売大手アーカー・バイオマリン・アンタークティックSVP兼アジア営業統括のクリス・マックレイノルズ氏(=写真)に、現在の市場動向を踏まえながら話を聞いた。(聞き手=本紙記者・石川太郎)
和漢理論「方材ピラミッド」を活用した独自性の高い健食原料の開発、OEM提案を進める㈱龍榮総研(東京都三鷹市)は、8月から原料供給を開始した金針菜とネムノキの花混合エキス「キンネムエキス」の提案を本格化させる。これまでOEMで採用実績を伸ばしてきた同素材だが、睡眠改善を促す市場ニーズの追い風を受け引き合いも増えている。また大手化粧品メーカーのハーブティーへの導入も決まるなど、拡大基調にある同市場への提案を加速させ、シェア拡大を図る。
アダプトゲン製薬㈱はこのほど「ストレート酵素」の商標権を取得した。機能性に優れた植物1種類を厳選させて、固有の成分を短期間で実感させるというストレート酵素について、林博道社長に語っていただいた。
サプリメント原料の販売をグローバル市場で展開するDSMが機能性表示制度に対する対応方針を固めた。ガイドラインの公表を待たずして戦略を語る狙いは何か。ヒューマンニュートリション事業本部の佐次本英行本部長に話を聞いた。(聞き手=本紙記者・石川太郎)
2004年の発売以来ウコン市場をけん引してきたハウスウェルネスフーズ㈱(兵庫県伊丹市)が販売展開する「ウコンの力」が刷新、9月29日から全国のドラッグストアや量販店などで販売を開始した。商品刷新に伴い、俳優の石丸幹二さんを起用したテレビCMを10月から放映し、同製品のウコン市場でのさらなるシェア獲得を図る。
健康食品受託製造の三生医薬㈱(静岡県富士市)は、機能性素材をナノレベルにまで粉砕する「超微粉砕」加工技術を確立し、この技術を活用した健康食品の受託生産を積極的に提案する。微粉砕加工することで、訴求する成分の体内吸収効率の向上が期待でき、利用効率にこだわった製剤設計が可能になるほか、製剤の小型化にも貢献するという。また、粒子が細かくなり、かつ粒の大きさが揃うため、食感や質感の改善にも役立つ。
スノーデン㈱(東京都千代田区)は食用プラセンタエキス原料を全面刷新し、10月から売り出す。これまでは倍散品を主に供給してきたが、全製品をプラセンタエキス100%純末に改良。いずれも日健栄協のプラセンタ食品(JHFA)規格規準の原材料規格に準拠させると同時に、従来以上の量産体制を構築することで市場競争力を高めた。これにより、プラセンタ食品市場の拡大を後押しするとともに、一層のシェア伸長を狙う。
通信販売や美容サロンなどを通じ、肌やダイエット用途など数々の製品を展開してきた㈱イムダイン(東京都港区)。メイクアップアーティストとして女性の美を追求してきた植村 秀氏が、「体の内側からの美容」をテーマに02年に創業。以来女性の内面の美しさを考えた製品を開発・提案してきた同社は、今月1日に育毛サプリメント「RETESTA(リテスタ)」を発売した。髪に関するサプリメントは同社にとって今回が初となる。「髪は、植村が着手できなかったテーマであり、いつかこの研究を形にしたかった」という本多伸吉社長に、新製品となる「リテスタ」について、そして同社の今後について聞いた。
健康食品・化粧品受託製造のドクターセラム㈱は、シルクフィブロイン配合サプリメント「セラム-シルクフィブロイン」のテレビCMの放映を4日、開始した。TOKYO MXで同日から始まったドラマ番組に協賛する形で始まったもので、番組内に同社開発製品が登場するプロダクトプレイスメントも行う。「セラム-シルクフィブロイン」はOEM供給を中心に販売展開しており、供給先の販促活動に役立ててもらう。
昨年末から低価格の毛細血管観察装置を販売展開している㈱トーコー(東京都品川区)は、全国の整体院やエステ、薬局などでの導入が順調に推移、今後は今年4月解禁された薬局などでの自己採血検査と連動した健康管理の提案を積極的に進める。