㈱三菱ケミカルホールディングス傘下で㈱生命科学インスティテュートグループのクオリカプス㈱(奈良県大和郡山市)は8日、ブラジルの医薬品・健康食品用カプセル製造のジェニックス・インダストリア・ファーマシューティカ社の全株式を取得し連結子会社にしたと発表した。今回の買収により、ブラジルに製造拠点を有する主要カプセルメーカーとなり、すでに展開している日本、欧州、米国の3拠点に加え、中南米地域を製造販売エリアにしたことで、グローバル展開をさらに加速させることになる。買収額は非公表。
ノニジュースを中心にNB展開するモリンダジャパン合同会社(東京都新宿区)は、エリアディベロッパー(AD)有資格者などを対象としたLTO(Limited Time Offer)の新施策が始動する。今月22日から植物栄養素を豊富に含ませた抗AGEで訴求するホールフード4製品を限定的に投入し会員ビジネスを促進させる。
小林製薬㈱(大阪市中央区)は1日、グンゼ㈱(大阪市北区)が30年以上研究・開発に携わってきた食品素材・紅麹に関する研究・販売事業を譲受する契約を締結したと発表した。京都・綾部市のグンゼ研究開発本部で同素材の研究開発に関わる6名のスタッフとともに、同所で紅麹素材を生産していた製造設備も小林に移される。事業譲受け日は5月31日を予定。事業取得額は非公表。
武田薬品工業㈱が一般消費者向けヘルスケア事業を展開する100%出資子会社を新たに設立し、来年4月から営業を始める。一般用医薬品や健康食品の製造販売事業を手掛けるジャパンコンシューマーヘルスケアビジネスユニット(JCHBU)を分社化し、新会社に移管する。これにより、健康志向の高まりに伴い多様なニーズに迅速に対応できるようにする。3日に発表した。
桑葉や大麦若葉などの青汁素材を中心にOEMや最終商品を販売展開するミナト製薬㈱(東京都中央区)は、桑葉配合の女性向け商材2品を上市した。自社通販サイト内で昨年10月に立ち上げた「micoco」ブランドを拡充するもので、同ブランドから包装形態を変えた店頭商材も投入するなど、同社が持つ販売チャネルのほとんどで女性ニーズを掘り起こす販促活動を積極化させる。
機能性表示食品の届出情報更新で、ネットワークビジネス(NB)国内第3位のフォーデイズが届け出たサプリメント「アイリフレ クリア」が12日、追加された。米ケミン社のルテイン及びゼアキサンチンを機能性関与成分としたもので、「目の調子を整える」機能を訴求する。NB主宰企業の届出書類が公開されたのは今回が初。
大手繊維企業の帝人㈱(大阪市中央区)は18日、オーストラリアの食品ベンチャーのヘルシー・グレイン社が取り扱う機能性大麦「バーリーマックス」の日本における販売を視野に入れた研究を本格的に推し進めると発表した。すでに機能性のエビデンスについて医療関係者と研究を始めており、今年上期に研究成果をとりまとめ準備が整い次第、市場提案を本格化させる。帝人本体として食品事業に踏み込むのは初。最終製品などの取扱いは今後決めていく方針としているが、原料供給の可能性も高いと関係者は見ている。
㈱ファンケルヘルスサイエンス(横浜市中区)は、昨年11月に届出公表されていた機能性表示食品「快眠サポート」「快腸サポート」の2品を2月19日に新発売する。両品とも、通販、直営店舗で販売していく。
キユーピー㈱が7日に発表した2015年11月期の連結決算で、ヒアルロン酸事業などを展開するファインケミカルの売上高が、前年同期比5.5%増の113億1100万円になった。医薬用EPAは伸び悩んだ一方で、ヒアルロン酸を機能性関与成分にした機能性表示食品などを販売する通販会社トゥ・キユーピーの連結子会社化や、ヒアルロン酸の原料供給が好調に推移したことで増収だった。