日本通信販売協会が9月25日に開いた「機能性表示制度」第1回勉強会で、㈱山田養蜂場の橋本健取締役は「システマティックレビュー(SR)を本格的に行うには相当な人員とリソースが必要で、ガイドライン(指針)が出ない現状に非常に困っている」と述べた上で、新制度発足に対する進捗状況について報告した。
牛乳や乳製品を毎日400㌘摂取することで、血圧の低下などメタボリックシンドロームの予防につながる可能性があることが、このほど医療法人財団健康院健康院クリニック副院長の細井孝之氏らの研究で明らかになった。9月25日に都内で開催された一般社団法人Jミルク主催の「メディアミルクセミナー」で明らかにしたもので、成果は日本栄養・食糧学会と日本ビタミン学会が共同編集する英文学術誌「Journal of Nutritional Science and Vitaminology」の10月発行号に掲載される。
4日、都内会場にて「第11回認知症サプリメント研究会」(代表世話人・順天堂大学大学院医学研究科 田平武氏)が開催された。ウコンやホスファチジルコリン、水素などサプリメントに関する演題が並んだ同会に約70名が参加した。その中で、滋賀医科大学・柳沢大治郎氏はクルクミン誘導体によるAβ凝集抑制効果として、新規に合成したクルクミン誘導体〝Shiga‐Y5〟はアルツハイマー病遺伝子改変マウスにおいて認知機能の改善効果を示したと報告した。
日本通信販売協会による2014年7月度通信販売売上高調査結果で健康食品は、前年同月比8.5%減の155億3400万円だった。14年度調査開始以来4カ月連続の減少となり、減少幅は前の月と比べて0.2ポイント悪化。消費増税の影響が予想以上に長引いていたことが浮き彫りになった。
国際融合医療協会の第5回セミナーが9月18日、都内で「自然治癒力」をテーマに開催され、医療従事者や研究者、健康食品関係者などが約50名参集した。
医療経済研究・社会保険福祉協会は、厚生労働省の食薬区分リストに掲載されている成分本質(原材料)を学名で特定できるようにした書籍「学名でひく食薬区分リスト~健康食品・医薬品に区分される成分~」(薬事日報発行、A4変形判・653頁、1万8000円・税別)を発刊した。監修は佐竹元吉氏(元国立医薬品食品衛生研究所生薬部長)、編著は関田節子氏、大濱宏文氏、池田秀子氏。
日本訪問販売協会は、訪問販売に関する問合せ窓口として設置している「訪問販売ホットライン(13年6月までは訪問販売110番)」の2013(平成26)年度(2013年4月~14年3月)の受付概要をまとめた。相談受付件数は前年度比11.5%(62件)減の479件で、02年度の6558件をピークに11年連続で減少した。うち、特定商取引法や同協会の自主行動基準に反する行為が認められる「問題性あり」の件数は同33.3%減の174件と大幅に減少した。
日本健康食品規格協会(JIHFS)は2日、消費者庁が今年度中の制度創設を目指している食品の機能性表示制度(機能性表示食品〈仮称〉)とについて解説する「JIHFSセミナー~機能性食品表示制度と健康食品に対する景品表示法の概要について~」を都内で開催した。
2013年度(13年4月~14年3月)の通信販売売上高は前年度比8.3%増の5兆8600億円(速報値)となったことが日本通信販売協会の調べで分かった。伸び率は前年度と比べて2ポイント増加し、1998年度以来、15年連続の増加。拡大要因について通販協では、楽天やアマゾンなどのEC企業がけん引になっているほか、シニア市場拡大に伴う健康食品や化粧品のメーカー通販などの堅調な伸びがあると見ている。