キッセイ薬品工業㈱は2日、販売していた特別用途食品(特用)の2商品について、許可基準に合わないことが判明したため販売を取り止めると発表した。2商品とも許可基準型特用の一つである低タンパク食品で、タンパク質含量が許可基準より僅かに多かった。背景には、社内に許可基準や製品規格に関する事実誤認があり、その点に対するチェック体制の不備もあったとしている。
㈱エコロジーヘルスラボは、ムクナの摂取により認知機能が改善することを動物試験で確認した。同研究は、中小企業庁の平成26年度補正「ものづくり・商業・サービス革新補助金」に採択されたもので、東京農業大学と共同実施した。
機能性表示食品の今年度届出件数が、10月31日までに計179品目となった。昨年度届出分と合わせると486品目。11月上旬のうちに500品目に到達する可能性が高い。
必須アミノ酸ロイシンの代謝産物「HMB(3‐ヒドロキシ -3 ‐メチルブチレート)」を機能性関与成分にした機能性表示食品の届出を消費者庁が受けつけ、10月28日に公開した。届け出たのは、HMBカルシウムを製造販売している原料メーカーの小林香料㈱。
㈱ファンケルは10月28日、同社の化粧品主力工場である「ファンケル美健 千葉工場」について、新たに化粧品とサプリメントの〝複合型工場〟として稼働を始めたと発表した。
㈱ユニアルは、抗メタボ、ダイエット素材として国産モミジのエキスパウダーを上市した。当面は出荷量を抑える目的から、OEM供給に限定するという。
25日に開催された医療経済研究・社会保険福祉協会(社福協)主催「第38回健康食品フォーラム」で、神戸大学医学部附属病院の平井みどり教授・薬剤部長が講演し、ウコンを配合した市販健康食品を対象に実施した、人工腸液を用いた溶出試験の結果概要を紹介した。
消費者庁が日本健康・栄養食品協会を通じて全ての表示許可取得企業に依頼していた、特定保健用食品(トクホ)の関与成分に関する全商品調査について、日健栄協は各社から寄せられた調査結果をとりまとめ、報告期限の26日夕方までに同庁に提出した。これを受けて同庁は調査結果の確認を現在進めており、早ければこの先1週間以内に調査結果を公表する。