健康食品や化粧品などに活用できる新規機能性素材や製剤技術の開発および実用化などを目的とした連携協定を、㈱東洋新薬と東京大学が3日、締結した。お互いが組織的に推進していく共同研究や、機能性素材の開発などに携わる若手研究者の育成支援などを通じ、健康食品や化粧品について新たな市場の創造を図る。これにより、「一億総活躍社会」の実現への貢献を目指す。
28日にあった機能性表示食品の届出情報更新で、イチョウ葉エキス(イチョウ葉由来フラボノイド配糖体及びイチョウ葉由来テルペンラクトン)を機能性関与成分にしたサプリメントが1品、新たに追加された。届け出たのは原料メーカーの丸善製薬㈱。これにより同成分を機能性関与成分とするサプリの届出は、計7品目となった。
消費者庁の岡村和美長官は28日に記者会見を開き、「大変遺憾ながらご報告させていただく」など述べたうえで、日本サプリメントが販売していた特定保健用食品6品目の表示許可の取り消しについて概要を説明した。主な質疑応答は以下の通り。
販売していた特定保健食品(トクホ)6品目の表示許可を取り消された日本サプリメント㈱は、消費者庁への報告が遅れた理由について、関与成分が規格値を満たさない原因を究明するための様々な検証に時間を要したためだったと、28日までに取材に答えた。原因はまだ特定できていないという。
関与成分量が規格値を満たさない疑義などが判明したのを受け、日本サプリメント㈱が販売していた特定保健用食品(トクホ)の許可を消費者庁が取り消した問題の波紋が、業界に大きく広がりつつある。
消費者庁は23日、キューサイのグループ会社「日本サプリメント」が特定保健用食品として販売していた「豆鼓エキスつぶタイプ」など6品目について、健康増進法の規程に基づき表示許可の取り消しを行い、発表した。トクホの許可取り消しは、1991年7月の制度施行以降、初とみられる。
メディエンス㈱は21日、パン製品用酵母の大手、仏ルサッフル社との間に、ミネラル酵母の国内独占販売に関する契約を締結したと発表した。