消費者委員会の「特定保健用食品等の在り方に関する専門調査会」(寺本民生座長・帝京大学臨床研究センター長)は3日、報告書案について議論した。ただ、委員からの指摘が多く大幅な修正が必要になったため、今月中旬に再度会合を開いて取りまとめを行うことになった。
セティ㈱が供給するベルギーのキトザイム社製植物性キトサン「キオニュートリム‐CSG」が、初のヒト臨床試験により、体重やBMI、体脂肪などを低下させることが確認された。セティではこの知見を基に、抗メタボ、生活習慣病対応素材として提案を強化していく考え。
クロレラやウコギなどといった配合原料の効果効能を記載した新聞折り込みチラシは景品表示法の優良誤認に当たるなどとして、適格消費者団体の京都消費者契約ネットワークがサンクロレラ販売㈱に対して広告差し止めなどを求めていた裁判の控訴審判決で、大阪高裁は25日、原告側の訴えを全面的に認めた京都地裁の一審判決を取り消し、請求を棄却した。
厚生労働省は、食品衛生管理の標準として国際的に普及が進むHACCPの国内制度化に向けた検討を開始する。来月3日に「食品衛生管理の国際標準化に関する検討会」の初会合を開いて検討を開始。HACCP制度化で国内の食品衛生管理を国際標準化させ、異物混入や食中毒の一層の防止など安全性の向上を図る。
機能性表示食品の届出情報更新で、29日、リンゴ由来プロシアニジンを主要成分とする「りんごポリフェノール」を機能性関与成分にする清涼飲料水が追加された。
小林製薬㈱は、昨年9月に届出受理されていたイチョウ葉エキスを主要原料とする機能性表示食品「イチョウ葉」を17日にリニューアル発売した。ドラッグストアなどの店頭で販売展開していく。イチョウ葉を用いた機能性表示食品としては大塚製薬、アサヒグループ食品に次いで3番目。
消費者庁は、2016年度予算で実施する健康食品の科学的根拠の文献査読や実証などを行う、セカンドオピニオン事業の公募を開始した。一般競争入札方式で行い履行期間は来年度末の17年3月末まで。来月4日に説明会を行い、同23日の入開札で受注者を決定する。
リパミン広報センター(幹事会社・DKSHジャパン、ビーエイチエヌ、ヘルシーナビ)は25日、大豆由来フォスファチジルセリン(PS)の脳機能改善作用、肉体的・精神的ストレス軽減作用をそれぞれ検証した研究レビュー概要を紹介する無料セミナーを都内で開き、業界関係者ら約60名が聴講に訪れた。
丸善製薬㈱はこのほど、ブラックジンジャー抽出物を含有する脂肪分解促進剤や肥満解消剤の発明に関し、同社が出願していた特許が登録(第5863721号)されたと発表した。