富士化学工業㈱が4月1日付でグループ再編を行い、アスタキサンチンを応用した新薬開発を目的とする子会社アスタファーマ㈱を新たに設立した。また、主に食品用で展開している天然アスタキサンチン事業に関しては、新たにアスタリールホールディングス㈱を設立。その傘下に日本のアスタリール㈱をはじめスウェーデン、米国、シンガポールに展開する各子会社を組み入れた。
機能性表示食品制度に関し消費者庁は1日、内容を一部改正した届出ガイドラインを施行、届出データベースの運用も開始した。また、昨年6月及び9月発出の「機能性表示食品の届出書作成に当たっての留意事項」及び「同確認事項」の一部改正版も公表。さらに食品表示基準に基づく「製造所固有記号制度」を同日施行したのに伴い、食品表示基準の一部改正も行った。
日本健康・栄養食品協会は1日、2015年度の特定保健用食品(トクホ)市場規模が前年度比4.2%(256.2億円)増の6391.3億円だったとの調査結果を発表した。過去最高だった07年度の6798.2億円以来の水準になる。
㈱資生堂がグルコシルセラミドを関与成分とする特定保健用食品として「肌が乾燥しがちな方に適す」旨の表示を申請していた清涼飲料水「素肌ウォーター」について、消費者庁は1日、表示を許可し、発表した。トクホで肌に対する機能表示が許可されたのは初。グルコシルセラミドを関与成分とするトクホも初となる。
消費者庁は、機能性表示食品の届出ガイドラインを一部改正し、4月1日に施行する。また、届出データベースの運用も同日より開始する見通しだ。
健康食品「えがおの黒酢」を摂取するだけで著しい痩身効果を得られるかのような広告表示をホームページで行っていたのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるなどとして、消費者庁は30日、健康食品通販の㈱えがおに対し、再発防止などを求める措置命令を行い、発表した。同庁と公正取引委員会(九州事務所)が合同調査した。
経済産業省が発表した2月の商業動態統計(速報)によると、ドラッグストア(1万3615店舗)の商品販売額は4422.56億円で、前年同月比10.4%(418.08億円)増と11カ月連続で前年同月実績を上回った。2ケタ増も昨年5月以来9カ月ぶり。
γ‐アミノ酪酸(GABA)の精神ストレス軽減作用およびリラックス作用を検証する研究レビューを、米胚芽由来GABAを原料供給するオリザ油化㈱が実施した。レビューの結果から想定される機能性表示は、「GABAにはデスクワークに伴う短時間の精神ストレスの軽減およびリラックス作用があることが報告されています」だとしている。今後、最終商品販売会社などに対する届出支援を行いたい考えだ。