消費者庁は、健康増進法で規定する食品の虚偽誇大表示の禁止に関する執行権限を、4月1日から都道府県へ移譲するのに合わせ、このほど関連指針(ガイドライン)の改正案をまとめた。3月9日までパブリックコメントを受け付け、同月中旬にも成案を公表する。
スノーデン㈱が乳酸菌原料市場に新規参入する。乳酸菌の機能性として一般的に知られる整腸作用とともに、「健胃」作用を持つことを動物試験などで見出した乳酸菌を先ごろ開発、今春にも供給を始める計画だ。胃に対する機能性としては、胃のトラブルの原因になるとされる胃酸の過剰な分泌を抑えたり、ピロリ菌の活性を抑制したりする働きが期待できるという。
UHA味覚糖㈱と近畿大学は22日、昨年8月から進めていた近大マグロを用いたコラーゲン事業を開始すると発表した。まずは新ブランドを立ち上げ化粧品とグミを市場投入し、併せて原料供給事業にも着手する方針だ。
S‐アデノシルメチオニンを機能性関与成分とし、「膝関節の違和感を緩和する」働きを訴求する機能性表示食品のサプリメント「チアフル酵母」の販売が、4月11日から始まる。届出者の健康食品通信販売の㈱インマイライフが18日、発表した。通信販売のみで展開する。
消費者庁の「機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会」(寺本民生座長・帝京大学臨床研究センター長)の第2回会合が16日に開かれ、検討課題となっている①機能性関与成分における栄養成分の取扱い②機能性関与成分が明確でない食品の取扱い――について論点整理を行った。次回の事業者ヒアリングやその後の検討に活かす。
機能性関与成分が明確でないエキスなどの食品の取扱いの論点整理も、消費者庁が制度対象とする必要性、安全性、機能性表示、国の関与の4点を挙げ、これを基に議論を行った。
ノニジュースを中心にNB展開するモリンダジャパン合同会社は、エリアディベロッパー(AD)有資格者などを対象としたLTO(Limited Time Offer)の新施策が始動する。22日から植物栄養素を豊富に含ませた抗AGEで訴求するホールフード4製品を限定的に投入し会員ビジネスを促進させる。
「記憶をサポートする」働きを訴求する機能性表示食品の「さば水煮缶詰」の販売が4月にも始まる見通しだ。同様の機能を表示するフィッシュソーセージの届出が受理されていたマルハニチロ㈱が届け出たもので、ソーセージと同じく機能性関与成分はDHA(ドコサヘキサエン酸)。17日から届出情報の公開が始まった。
経済産業省が発表した昨年12月の商業動態統計(確報)によると、ドラッグストア(1万3524店舗)の商品販売額は4910.22億円で前年同月比5.9%(273.01億円)増だった。前年同月比較の増加は9カ月連続。商品別では健康食品が151.27億円で同6.8%(9.58億円)増、ビューティーケア(化粧品・小物)が751.18億円で同8.4%(57.98億円)増、食品が1207.96億円で同9.5%(104.76億円)増と、いずれも9カ月連続で前年同月実績を上回った。このほか、調剤医薬品は335.14億円で同3.3%増、OTC医薬品は715.82億円で同3.1%増だった。