消費者庁は9日、機能性表示食品の届出情報を更新した。新たに4商品の届出を受理し、製品情報などを公開した。これで機能性表示食品は86品になった。機能性関与成分として還元型コエンザイムQ10(CoQ10)が初めて受理されたほか、食品形態では飴(区分は加工食品)が受理された。
厚生労働省が検討を進めてきた日本人の長寿を支える「健康な食事」の普及について、このほど健康局長名で都道府県や関係団体宛に通知された。4月から導入する予定だったが、議論不足などの批判もあり先送りされていた。ようやく通知にこぎつけたが、その中身は当初の想定とはかなり違ったものになっている。
ニュージーランド産の松樹皮エキス「エンゾジノール」を供給する㈱バレンタインは、同素材を機能性表示食品制度へ本格的に対応させていく考えを明らかにした。
消費者庁は7日、昨年1月~今年3月に実施したインターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大広告の監視結果を発表し、87事業者129商品の表示に健康増進法の恐れがあるとして改善を要請するとともに、ショッピングモール運営事業者に表示適正化の協力を要請した。
消費者庁は4日、アサヒビール㈱のノンアルコール飲料「ヘルシースタイル」など10商品を、新たに特定保健用食品(トクホ)として許可した。トクホ許可はこれで1190品になった。
消費者委員会は7日、第4次委員としての初会合を開いた。委員長互選では河上正二委員を選出、河上氏は第2次委員会から4年間委員長を務め、今回の選任で3期目を迎える。また、河上委員長の指名で池本誠司氏が委員長代理に就任した。
タマ生化学㈱はこのほど、同社伊勢原工場で製造するDHA/EPA魚油の全製品についてハラール認証を取得した。併せて、同工場で製造するブルーベリー(ビルベリー)抽出物、カシス抽出物、月見草油といったサプリメント原料のほか化粧品用の植物ステロール脂肪酸エステルでも同認証を取得した。
北海道は1日、道独自の機能性表示制度「ヘルシーDo」の第5回認定13品(9社)を決定した。同制度では初の成分となる「DHA、EPA」を含む「健康数の子」(申請者は井原水産㈱、食品形態は一般食品型)を認定、同商品は水産加工品としても初認定となる。
消費者委員会は、下部組織の2つの専門調査会が先月まとめた中間取りまとめに対する意見募集を開始した。広く意見を募り、秋以降の議論に活かす。今月30日まで同委ホームページや郵送で受け付ける。
総務省統計局が8月28日に発表した15年7月分の家計調査速報によると、2人以上世帯の健康保持用摂取品(サプリメント)の支出額は前年同月比名目1.0%増の1106円の微増だった。前の月と比べて伸び率は低下したが、4カ月連続で伸張した。