食薬区分の専ら医薬品成分本質(専ら医)リストに現在収載されているタウリンなど6成分について、専ら非医(医薬品的効能効果を標ぼうしない限り専ら医薬品と判断しない成分本質)リストに移行することの是非を、昨年、厚生労働省のワーキンググループ(WG)が審議していたことが分かった。審議の結果、6成分全てについて、移行しないことが妥当と判断された。
消費者庁は24日、機能性表示食品の届出情報更新を行い、計38件の届出を新たに公開した。これにより、今年度(21年度)の届出件数は累計で845件となった。年度別届出公開件数で過去最高だった前年度の880件まで35件に迫った。今年度は1000件の大台に乗る可能性がある。
医療用医薬品事業を展開する小野薬品工業(大阪市中央区)は1日、健康食品、サプリメント市場に参入すると発表した。健康食品や機能性表示食品事業を展開する100%出資子会社「小野薬品ヘルスケア」を今月5日付の予定で設立する。具体的な事業計画は、本格始動する4月以降に発表する予定だが、まずは、プロスタグランジンの脂質研究で培った研究資産を活用したサプリメントの開発を協業会社とともに進める方針だ。機能性表示食品の届出も進める。
養蚕技術を活用して得られたカイコ冬虫夏草から、認知機能を改善する可能性のある新規物質を発見したと、第一工業製薬(京都市南区)の100%子会社「バイオコクーン研究所」(岩手県盛岡市)が1月28日までに発表した。
27日にあった機能性表示食品の届出情報更新で、「桑由来モラノリン」を機能性関与成分にした粉末桑茶(その他加工食品)の届出が公開された。
味の素がアイルランドのサプリメント販売会社を買収した。これにより味の素は、欧州のオーラルニュートリション(経口栄養)サプリメント市場に参入する。
血管ケア機能を訴求する機能性表示食品の届出が公開された。抹消血管に対する機能性を作用メカニズムとし、高めの血圧を下げる働きを訴求する届出はこれまでもあったが、血管そのものに対するヘルスクレームを行う届出は初。訴求可能な機能性の領域をさらに押し広げた届出として注目を集めそうだ。東洋新薬が届け出た。
ファーマフーズが開発した卵黄由来HGPを主要素材として配合したサプリメント『ボリューム エスコート』(120粒=約1カ月分、税込8424円)を、アデランスのグループ会社、アデランスメディカルリサーチが新発売した。HGPの正式名称は「ヘアー・グロース・ペプチド」。アデランス公式通販サイトの他、全国のアデランスおよびレディスアデランスの店頭で先月から販売している。
日本広告審査機構(JARO)が2020年上半期に受け付けた広告・表示に関する相談件数は前年同期比30%増の7969件となり、過去最多だった前年度を大きく上回るペースで推移した。相談全体のうち、意見を含む「苦情」が6147件とおよそ8割を占め、デジタルコンテンツと健康食品に関する苦情が前年同期比で倍増した。健康食品については、「広告のような効果が得られない」「定期購入だと分かりにくい」などといった苦情が寄せられたという。