大半は輸入品と考えられるが、毎年のようにシルデナフィルなど医薬品成分の違法含有が確認される強壮訴求の健康食品について、2012年に限っては買上調査で違反件数がゼロ件だったことが、7日に都内で開催された医療経済研究・社会保険福祉協会主催「健康食品フォーラム」で講演した、国立医薬品食品衛生研究所生薬部第3室室長の花尻瑠理氏の話で分かった。
奈良県の企業Real Style(リアルスタイル)が、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の反ドーピング認証(JADAマーク)を最近取得していたことが、このほど分かった。
7日にあった機能性表示食品の届出情報更新で、「熟成ホップ由来苦味酸」を機能性関与成分にした届出が公表された。新規の機能性関与成分で、訴求する機能性は「体脂肪を減らす」。届出者は麒麟麦酒。機能性の科学的根拠として最終製品の臨床試験を届け出た。
ロート製薬は、ノビレチン含有シークヮ―サー果汁粉末を配合したサプリメント「ノビリンクEX」を来月22日から通信販売で発売する。DHA含有精製魚油も配合した。同社は昨年、ノビレチンとDHAの組み合わせで神経細胞の活性化作用が高まることを発見したと発表。今回の新製品は、認知機能に対する有効性を念頭に発売する。
厚生労働省は1日、中国産蜂の子を輸入する全ての企業に対し、輸入届出ごとに全ロット検査を義務づける命令を食品衛生法に基づき行い、発表した。中国産蜂の子の輸入時に、農薬に使われる抗生物質のオキシテトラサイクリンが立て続けに検出されたことに伴う措置。
経済産業省は1月30日、商業動態統計の2017年12月分速報を発表した。ドラッグストア(DgS)商品別のうち健康食品は、前年同月比4.2%増の179億円となり、通年では2060億円と2千億円台に到達。DgS全体の販売額も通年で前年比5.3%増の6兆295億円となり、初めて6兆円を突破した。
健康食品受託製造のシェフコは、昨年稼働した新工場に300型(約1000㍑)と120型(約400㍑)の流動層造粒機を計2台、新たに導入した。既存工場と合わせると同機の保有台数は計5台になり、青汁やプロテインなど顆粒状製品の製造キャパシティが従来比でおよそ2倍に拡大。10㌧単位の新規受注でも迅速に対応できる体制を整えた。
アンチ・ドーピング認証「インフォームド・チョイス」を展開する英LGC社の日本総代理店バイオヘルスリサーチリミテッドは5日、新たな認証取得製品を公表した。
26日にあった機能性表示食品の届出情報更新で、コラーゲンペプチドを機能性関与成分にした届出が新たに追加された。コラーゲンペプチドの届出が受理されたのは、制度施行初年度の2015年4月以来2件目。前回の届出は膝関節への働きを訴求するものだったが、新たな届出のヘルスクレームは、「肌の潤いに役立つ」となっている。
財務省の沖縄地区税関が24日に発表した「主要食料品・飲料の輸出動向」(速報)によると、種類別で「健康食品・乳幼児用食品」が「飲料」を抜き初めて輸出金額でトップとなった。業界関係者によるとフコイダン製品などの輸出急増が要因ではないかとしている。