9月2日の機能性表示食品の届出情報更新で、原材料由来名のない「エラグ酸」を機能性関与成分にしたサプリメントの届出が公開された。由来名なしエラグ酸は、以前から届出例のある成分。しかし、今回の届出はヘルスクレームが全く異なり、体重管理機能を訴求する。
9月2日、AuB(オーブ、東京都中央区)は、元オリンピック選手の腸内環境から、ヒトに有効な新種の腸内細菌(ビフィズス菌)を発見し、国際特許として出願済みだと発表した。
ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)を機能性関与成分にした機能性表示食品のサプリメントを先ごろ届け出たウェルナス(東京都港区)。なぜナス?なぜアセチルコリン?──業界でも一部で大きな注目を集めた届出だ。同社は信州大学発のベンチャー企業。自身も同大で博士号(農学=食品機能学)を修めた小山正浩社長に事業戦略を聞いた。現在34歳の若き研究者兼経営者である。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年3月以降、大小ほとんどの展示会が中止となった。そうしたなかで9月2日~4日にかけて、東京ビッグサイトにおいて「第7回国際ヘルス&ビューティグッズEXPO夏」が開催。新型コロナ禍における展示会の様子に関心をもっている業界関係者は少なくないだろう。そこで本紙は業界の耳目となり、初日と最終日に同展示会の各ブースを訪ね歩いてみることにした。
ヤフーが2019年度に掲載を承認しなかった健康食品や化粧品などの広告素材件数は977万件超に上ることが、同社が8月6日公表したレポートで分かった。「健康食品を食べるだけで痩せる」、「化粧品を塗るだけでシミがとれる」のような表現を行う広告素材を中心に非承認にした。
ファンケルは8月7日、「ファンケル 銀座スクエア」をグランドオープンした。同館の全館リニューアルオープンは、2013年以来、7年ぶり。創業40周年を迎える今年、ファンケルグループの新旗艦店となる。
食薬区分改正で注目を集めたβ‐アラニン。スポーツサプリメントから、サルコペニア対応などの中高年層向け機能性食品まで、市場を横断できる有望素材だ。ただ、こう思っていた業界関係者は少なくないかもしれない。「できれば国産がいい」と。そうしたニーズに化学品メーカーの有機合成薬品工業(東京都中央区)が応える。現時点で世界唯一の日本国産β‐アラニンを国内市場にも普及させるべく、黒子の立場を捨てて本格的な市場参入を果たした。同社の松川昌雄執行役員(第一営業部長兼営業統括部長)に、同成分を巡るこれまでの経緯や日本での需要開拓戦略などを尋ねた。
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを機能性関与成分にした機能性表示食品で肌弾力維持機能の訴求が可能になった。原材料供給を手掛ける一丸ファルコス(岐阜県本巣市)がシステマティックレビューを用意し、グループ会社を通じた届出が先ごろ公開。同成分で可能なヘルスクレームを拡充した格好だ。積極的な届出サポートを進め、市場シェアをさらに高める。
今年7月、キリンホールディングスと三井不動産は、千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」の住民や通勤者を対象に、キリンHDの独自素材「熟成ホップエキス」を含むノンアルコール・ビールテイスト飲料を用いた「脳の健康」に関する実証実験を開始した。