日本商品専門の中国越境ECサイト「ワンドウ」を運営するインアゴーラでの健康食品・サプリメントの取扱量が急増している。日本の保健機能食品への関心も高まっているようだ。同社によると、2017年の健康食品・サプリメントの取扱量は、前年比で約6倍に達しているという。
消費者庁は12日、高架橋度リン酸架橋でん粉(食物繊維として)を特定保健用食品の関与成分として初めて許可し、発表した。新規成分が許可されるのは、昨年4月1日に資生堂が清涼飲料水「素肌ウォーター」で申請したグルコシルセラミド以来で、およそ600日ぶり。
グルコサミン(塩酸塩)を1日1500㍉㌘継続摂取することに伴う関節軟骨の維持作用について、原料大手の甲陽ケミカルが新たな研究レビューを実施し、機能性表示食品の届出サポートを行える体制を改めて整えた。同社を届出者とする形で消費者庁に届出書類の提出も済ませている。グルコサミンの機能性表示食品を巡っては、届出撤回が相次いでいたが、同社の新研究レビューが状況を好転させることができるかどうか、今後の動向が注目されそうだ。
グルコシルセラミドを関与成分にした特定保健用食品(トクホ)の表示許可を消費者庁が12日に行い、発表した。ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業が申請した粉末顆粒食品について、肌の水分を逃がしにくくするため肌の乾燥が気になる人に適す旨のヘルスクレームを許可したもの。いわゆる〝肌トクホ〟の表示許可は、資生堂が昨年4月に許可を受けた清涼飲料水に続き2品目となる。
頭打ちに転じたコンビニエンス(CVS)業界と急伸するドラッグストア(DgS)業界の本格“バトル”がいよいよ始まりそうだ。
大幸薬品は、米国でダイエタリーサプリメントとして販売展開する「SEIROGAN TOIA」を、スポーツサプリメントとして新たに売り込む。今月開催されるホノルル・マラソンの前3日間で行われるエキスポ会場の企業ブースで、商品の展示とともに発汗時の水分吸収促進などの機能を訴求するなどし、新たな市場開拓を進める。
Jオイルミルズは、健康食品の販売事業から撤退する。先月行われた決算説明会で八馬史尚社長が、「将来的な事業継続は困難」と判断したもので、来年6月を目途に健康食品の最終商品を終売させる。ビタミンK2など健食原料は従来通りファイン事業で手掛けていく。
ロイテリ菌を用いた機能性表示食品の第2弾商材「ロイテリ お口のサプリメント」を、日本カバヤ・オハヨーホールディングスの事業会社・オハヨーバイオテクノロジーズ(東京都千代田区)が来年2月から販売を開始する。まずは来年立ち上げる自社通販サイトで販売展開し、ドラッグストアやコンビニなど店頭での販売も視野に入れる。
業界注目度の高い「プラズマローゲン」を機能性関与成分にした機能性表示食品(サプリメント)の届出が初めて受理され、6日、届出情報が公開された。原料は鶏。最終商品臨床試験で届け出たもので、届出表示は「健常な中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部である、言葉、位置情報、状況などの情報の記憶力を維持する機能があります」。