オハヨー乳業㈱(岡山市中区)は、8月末に機能性表示食品として届出受理されていた「ロイテリヨーグルト」の販売を先月19日から開始した。発売日当日に、全国紙へ見開き広告を出稿するとともに、その前日には同社ロゴの刷新を告知する見開き広告を露出するなど、同社の事業領域の拡大と、機能性表示食品ではほかにない口腔内のヘルスクレームの商品特徴を広くアピールする戦略を打ち出している。
サプリメントに関する国際的な民間アンチ・ドーピング認証「インフォームドチョイス」を日本国内に普及させ、アスリートが安心して目的にかなった商品を選択、摂取できる環境を整えていくことを目的に、同認証取得企業らの大手を含む7社が発起人となり、このほどコンソーシアムを立ち上げた。ここにきてアスリートにサプリメントを販売する企業などからは、同認証を取得したい意向を語る声も増えている。コンソーシアムは今後、認証取得企業に随時加盟を促し、企業の垣根を超える形で規模を拡大していきたい考え。
健康食品受託製造最大手のアピ(岐阜県岐阜市)が4日に公表した2017年8月期(第45期)の業績速報で、売上高が325億200万円となった。速報値のため今後数値が変わることもあり得るが、前年同期比は4.4%増。経常利益については同48.1%増の19億4300万円と大幅に伸長し、2期連続の増収増益となった。同社の売上高は16年8月期に初めて300億円を突破していた。
ポーラが今年1月1日に新発売した、厚生労働省からシワ改善効果の承認を得ている美容液「リンクルショット メディカル セラム」(医薬部外品)の売上高が、6月末までの発売6カ月で約87億円に達した。価格は20㌘で税込み1万6200円とかなり高額だが、年間売上高目標125億円を上回るペースで推移。これまでの販売個数は約62万個に上るという。同社が先ごろ発表した。
丸善製薬㈱(広島県尾道市)は健康食品向けの植物エキスに関して機能性研究に力を入れている「Tie2」(タイツー)活性化作用について、このほど同社として初の特許(第6147954号)を取得した。原料供給している独自素材のスターフルーツ葉エキスに関連して取得したもので、これを受け、Tie2活性化をコンセプトにした商品開発サポートを積極的に進めていく方針。同作用は、毛細血管の健康維持・増進に役立つと考えられている。
健康食品受託製造のアピ㈱がハラール認証を取得していたことが分かった。2014年竣工のネクストステージ工場(岐阜県揖斐川町)で取得したもので、経済政策としてハラール対応に取り組んでいるマレーシアの政府直轄ハラール認証機関の通称「JAKIM(ジャキム)」(マレーシア・イスラム開発庁)から認証を受けた。同社が17日に明らかにした。
米カプセルメーカー大手カプスゲルの買収手続きの全てを先月6日に完了させたスイスのファインケミカル・ヘルスケア大手のロンザ。昨年9月には、サプリメント原料開発・販売の米インターヘルス・ニュートラシューティカルを買収してもいる。ヘルスケア関連企業を相次いで買収した目的と将来展望について、ロンザ米国法人のアオウァテフ・ベラミン学術担当責任者に話を聞いた。
㈱総医研ホールディングス(HD)が好調だ。15日に発表した2017年6月期決算では、売上高が前期比29.1%増の41億4700万円、営業利益は同44.8%増の2億6400万円を達成した。