富士フイルム㈱(東京都港区)は6月30日、ヘアケア市場に新たに参入すると発表した。独自技術を用いたシャンディショナー、美容液の3品をラインナップし、「アスタリフト スカルプフォーカス」として9月下旬に市場に投入する。
健康食品受託製造の三生医薬㈱(静岡県富士宮市)は、米大手ファンドのカーライル・グループと資本提携に合意したと発表した。カーライルが同社の発行済み全株式を取得する。株式取得は8月にも完了する見通しだが、取得額は非公表。ヘルスケア分野における豊富な投資実績を持つカーライルと提携することで、製造体制の整備・拡大をはじめとする事業基盤強化や、米国やアジアなどのグローバル展開をさらに進め、取引先のニーズに応える。
販売ターゲットを40代以上の〝大人〟の女性に特化したダイエットサプリメントを㈱ファンケルヘルスサイエンス(横浜市中区)が20日、新発売した。2000年の発売開始以来の累計販売個数が3000万個を超える「カロリミット」シリーズからの新製品。摂取カロリーコントロール機能はそのままに、年齢を重ねるとともに低下し、体型の変化にもかかわるエネルギー代謝の向上を訴求する。
日本製粉㈱(東京都渋谷区)がオメガ3脂肪酸の一種、αリノレン酸やリグナンを多く含むアマニ(フラックスシード)の製品ラインナップを拡充している。このほどゴールデン種のアマニをローストした粒タイプを業務用と家庭用の両方で新発売。これまでにオイル、ドレッシングのほかサプリメントを発売しており、これらに粉末タイプが加われば、以前の品揃えに戻ることになる。
黒ショウガのダイエット作用をより向上させるとして、同じダイエット素材のコレウスフォルスコリとの組み合わせを㈱サビンサジャパンコーポレーション(東京都豊島区)が提案している。
健康食品・化粧品受託製造のドクターセラム㈱が一般医療機器認可を取得した温熱用パックを新発売した。代替医療分野で関心の高いホルミシス作用を持つ希土類鉱石を含有したもので、身体を温めることで血行を良くしたり、冷えを改善したりできる。効果効能を謳えることからエステティックサロンなど、対面販売チャネルからの引き合いを集めている。
アサヒグループホールディングス㈱(東京都墨田区)は4日、独自素材のりんごポリフェノールをはじめとする複数の抗酸化成分をヒトに摂取してもらった試験で、疲れや寝つきの改善を確認したと発表した。順天堂大学大学院医学研究科の白澤卓二教授が監修した研究。この成果は先ごろ大阪で開催された第14回日本抗加齢医学会総会で発表された。
㈱ヤクルト本社(東京都港区)は、順天堂大学大学院医学研究科・代謝内分泌内科学の佐藤淳子医師らとの腸内フローラ自動解析システム(YIF‐SCAN)を使った調査により、日本人の2型糖尿病患者では腸内フローラのバランスが変化していること、腸内細菌が血流中へ移行しやすいことを確認した。さらに、この成果はアメリカの学術誌「Diabetes Care」のオンライン版に5月13日に掲載されたという。ヤクルト本社が11日発表した。
ネスレ日本㈱(神戸市中央区)は、今後日本でさらなる成長が見込める栄養食品事業の強化を図るため、同社の霞ヶ浦工場内(茨城県稲敷市)に「ネスレ ヘルスサイエンス製造工場」を新設、今月から本格稼働を開始した。同社がこれまで展開してきた医療機関・介護施設向けの流動食や栄養補給飲料などを製造していく。