漢方薬を中心に独自製法を用いたキノコ健康食品などを製造販売する㈱タキザワ漢方廠(さいたま市大宮区)は、2月に瀧沢努前副社長が代表取締役社長に就任した。メーカーとしての存在感を出しつつ、全国の薬局・薬店の店作りにも着手する新たな事業展開について瀧沢社長に話を伺った。
ドクターセラム㈱(東京都渋谷区)がOEM供給などを通じて販売展開しているシルクフィブロイン配合の健康食品「セラム│シルクフィブロイン」の拡販先として、同社が以前から白羽の矢を立てていた調剤薬局ルートが確立されつつある。これを近く実現させ、生活習慣病対応素材シルクフィブロインを「市場から絶対に消えない、息の長い健康食品原料」(吉川育矢社長)にするための地盤固めにかかる。
甲陽ケミカル㈱(大阪市北区)がイカ由来のN‐アセチルグルコサミン(NAG)の製造販売を新たに始めた。烏賊骨(うぞっこつ)などとも呼ばれるイカの中骨から抽出したキチンを原材料とするもの。美容やロコモティブシンドローム対応のサプリメントから一般加工食品まで幅広く提案していきたい考え。
「ヘルシーDo」の認定をこのほど受けた「西洋カボチャ種子油」の製造元、㈱北辰フーズ(北海道江別市)は、同油の原料販売にも今後対応していきたい考えだ。「要望をいただければ生産量を増やす」と健康産業流通新聞の取材にコメントした。また現在、同油をサプリメントなどにも応用できるよう、濃縮品の開発を北海道大学との間で検討しているという。
㈱山田養蜂場(岡山県苫田郡)は今秋、岡山県津山市に自然食品や健康食品、化粧品の製造及び発送、商品管理を行う工場を新設する。在庫管理やDM発送がオートメーション化できる設備も導入予定で、投資額は60億円。工場の稼働は11月を予定している。
日本粉末薬品㈱(大阪市中央区)はこのほど、中国原産の「仙草」の原料供給を始めた。粉末品、抽出液、エキスパウダーをラインナップする。仙草は、別名・涼粉草とも呼ばれ熱を冷ます作用があるとされることから、「スポーツ後のクールダウン、更年期で体がほてりやすい人」(同社)に向けた飲料や健康食品での採用を見込んでいる。
健康食品がスーパーなどの食品売り場で販売されることになりそうだ―。オールジャパンドラッグ㈱(AJD、東京都中央区)と、全日本食品㈱(全日食、東京都足立区)が業務提携を行ったことで実現するものでその成り行きが注目される。
㈱三菱ケミカルホールディングス(東京都千代田区)は6日、ヘルスケア関連事業の基盤強化を図るために「㈱生命科学インスティテュート」を4月1日に発足すると発表した。同社グループの臨床検査、創薬支援などの三菱化学メディエンス、医薬品原薬・中間体事業の㈱エーピーアイコーポレーション、医薬、健食用カプセル製造のクオリカプス㈱、セルフチェック事業の健康ライフコンパス㈱の4社を新会社のもとで事業領域を統合させ、シックケアからヘルスケアまでの領域を一体運営させる。
ライオン㈱(東京都墨田区)が10日発表した2013年12月期連結決算で、通信販売事業の売上高は前期比10%増の107億円となり、14年を目標にしていた売上高100億円を前倒しで達成した。
㈱ファンケル(横浜市中区)は12日、2014年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高は785億円から795億円に、営業利益は11億円から27億円に、最終損益は3億円の赤字から7億5000万円の黒字(前期は21億9300万円の赤字)を見込む。