保湿作用のあるグルコシルセラミド含有パイナップル抽出物の経口摂取で美白効果が認められるのはなぜか──そんな疑問を解決しようと同素材を製造販売している丸善製薬㈱が研究を進め、先ごろ同作用の関与成分を発見。これを受け、継続摂取すると肌が明るくなったり、透明感が増したりするブライトニング作用が期待できる新しいパイナップル果実抽出物を新たに開発した。保湿とブライトニングの二つの美肌機能が同時に期待できる新原料だとして、美容食品やドリンク類への配合を勧めている。
2012年に米国の有力サプリメント原料事業者が上市し、ソースナチュラル社などが配合製品の販売を始めている感覚を鋭くしたり、気分を高めたりするムードフード原料「ゼンブリン」について、㈱公知貿易が先ごろ同原料の開発元との間で日本国内総販売代理店契約を交わし、配合提案を始めた。
ネキシラ㈱(東京都港区)は、アカシア食物繊維「ファイバーガム」を、昨今人気のグリーンスムージー用途で提案強化している。中堅どころのサプリメントメーカーにも採用され、末端商品が発売されるなど既に実績も上げている。
大和薬品㈱(東京都世田谷区)は6日、米ぬか由来の免疫調整素材「バイオブラン」の最新研究報告会を東京都品川区のコクヨホールで開催した。当日は国内だけでなく、アメリカやスロバキア、インドネシアなど海外から医師など医療関係者を中心に約250名が出席した。
新田ゼラチン㈱(大阪市浪速区)がハラル市場の開拓に乗り出す。ハラル認証を取得した牛骨由来ゼラチンについて食品・医薬用カプセルやサプリメント、加工食品用途で東南アジアや中東などに売り込む。ハラル市場への進出を目指す国内企業からの引き合いも増加傾向にあり、この要望にも積極的に応えることで、事業拡大を目指す。
㈱J‐オイルミルズ(東京都中央区)が油脂摂取不足などに伴う高齢者の新型栄養失調に対応する油脂配合栄養補給食品事業を新たに立ち上げ、食品領域事業を強化する。自社原料・素材を活用して油脂の新しい摂取手段を提供したい考え。これにより、国内外のアクティブシニアの栄養改善に貢献する。
食品商社の㈲上総フーズ(千葉県佐倉市)が、中国茶「茯磚茶(ふくせんちゃ)」の提案を強化している。昨年、製造元の中国湖南省白沙渓(バイサーチー)茶厂と総代理店契約を結び日本での販売をスタートさせた。ネット通販や自社で経営する店舗のみで販売してきたが、さらなる認知向上と事業拡大を目指し、一般店舗への取り扱いも含め販路を広げる方針だ。
富士カプセル㈱(静岡県富士宮市、加藤至康代表取締役)は、3月20日、関係者ら約50名を集めて「イノベーションセンター開設記念式典」を富士宮市内のホテルで開催した。
㈱東洋新薬(福岡市博多区)が焼酎の製造に使う白麹菌から得たグルコシルセラミドを含む美容素材「発酵セラミド」の積極提案を始める。産業振興に関する連携協定を締結した佐賀県との間で進めている県内産学官連携事業創出の取り組みに伴うもので、佐賀大学の協力を受けて開発した同社の独自素材となる。まずは機能性化粧品用原料として活用し、将来的には美容食品素材としての応用を目指す。
各種健康食品の企画・開発を手掛ける㈱薬研(東京都板橋区)は、血中のアディポネクチン分泌増加などが確認されている新規ポリフェノール「テアデノールA」を含有した微生物発酵茶サプリメントのOEM供給を開始した。当初はOEM展開のみだが、「コスト的に抑えることができれば原料販売も有り得る」とし、将来的な原料供給を視野に提案を進める。