話題
3500名以上が参集 日本抗加齢医学会総会(2013.7.11)
6月28日から3日間、第13回日本抗加齢医学会総会(会長:堀江重郎氏・順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授)「アンチエイジングでつながる医学」が開催された。研究者らが3500名以上参加するなど、今までにない規模での総会となった。
素材開発に意欲高まるー受託事業者アンケートー(2013.7.25)
本紙は、全国の健康食品受託製造事業者を対象に、生産量が多かった素材や下半期に期待する素材、差別化や課題などについてアンケートを実施した。また、業界が最も注目している健康食品の機能性表示制度への期待も聞いた。定番商材が引き続き稼ぎ頭となる一方、円安を背景に原材料高や電気料金値上げへの懸念が高まりつつある。機能性表示は半数以上が期待を示したが、どのような制度設計がなされるのか現状では定かでなく、不安の声も混じる。以下に詳細をまとめた。
EPA・DHA摂取量不足を懸念 GOEDが指摘(2013.7.11)
「EPAとDHAは日本人にとっても重要な栄養素だが、近年では摂取量が減少傾向にあり、この問題を日本は国全体で認識する必要がある」──世界的に活動するDHA・EPAオメガ3業界団体の「GOED(グローバル・オーガニゼーション・オブ・EPA/DHA・オメガ3)」は6月20日、初の日本セミナーを都内で開催し、GOED代表のアダム・イズマイル氏はこう述べた。世界的に見て日本は、オメガ3の認識度、利用率ともに低いとしている。
コラーゲン原料大手 1Q決算、国内依然上向かず(2013.8.22)
国内ゼラチン・コラーゲンペプチド製造販売大手2社の2014年3月期第1四半期決算(13年4~6月、以下1Q)が8日までに出揃った。コラーゲンペプチド原料の国内向け販売量は新年度に入っても上向かない。一方、12日に発表された明治HD㈱の1Q業績では、前期は不振に喘いだ「アミノコラーゲン」シリーズが復調。前年同期を大幅に上回ったとしている。
黒酢研究会が発足 坂元、えがお「積極的に参加」(2013.8.8)
1日、「黒酢研究会」の発足を、同会会長兼発起人代表の矢澤一良・東京海洋大学特任教授が明らかにした。
拡がる快眠サポート サプリへの需要高まる(2013.8.22)
快眠を促すサプリメントの提案が増えつつある。業界では以前より気分を和らげる、リラックスさせる機能性を持つメンタルサポート商材があり、それらを不眠解消、快眠をコンセプトに絞り込むことで、潜在していた需要を掘り起こすこととなった。素材ではアミノ酸のグリシンやテアニン、GABAなどをはじめ、ハーブ素材のサフラン由来のクロシンやバレリアン(セイヨウカノコソウ)などをブレンドするケースも多い。沖縄植物のクワンソウも県を挙げての取組みからその存在感が増している。
爪にも栄養 必要な時代に (2013.7.11)
爪の美容・健康を内側から整えようという美容サプリメントが出てきた。若い女性を中心にジェルネイルなどで爪を美しく見せることは一般化している一方で、負荷を与えすぎれば爪トラブルにつながる懸念も。爪のおしゃれを末永く楽しむためにも、美しく、かつ健康な自前の爪を保っておくべきではないか。それに資する栄養や機能を提供できるのがネイルケアサプリ。「需要はある」──ネイル業界関係者からはこうした意見も聞かれる。
ブルーライト対策 菓子でも(2013.8.22)
加齢黄斑変性進行抑制作用で知られるカロテノイドの一種、ルテインを菓子類に配合する動きが見られる。
書籍紹介 「老化は治せる」 後藤 眞 著(2013.8.22)
老化の原因は病気=炎症である、だから治療は可能と力説する著者。自然現象として避けられないと考えられてきた老化について、老化学の研究を40年以上続けてきた自身の最新の知見とともに、その炎症を鎮めるための術を紹介する。
著者は炎症を広範囲に捉える。軽い痛みを伴うすり傷などの弱い炎症から、人が生まれて成長するために必須な熱エネルギーの代謝(自然炎症)もその範囲とする。ただし成長期が終わった後はその熱エネルギーが過剰となり、身体に対し攻撃を加えるようになる。その過剰な炎症をいかに防御していくのか。その予防法について、亜鉛の摂取や小食の実践、低体温の実施、水の補給など、日常の食生活から実践できる炎症の抑制=老化の改善を解りやすく説いている。
(集英社新書・700円・税別)
赤ブドウ葉エキス 医薬・健食で賑やかに(2013.6.20)
足のむくみ改善効果を期待できる赤ブドウ葉乾燥エキスを巡る動きが一般用医薬品と健康食品の双方で賑やかになってきた。同素材を有効成分とする内服薬「アンチスタックス」(第一類医薬品)をエスエス製薬が3日、発売開始。これを受け、素材認知度向上が期待できると見て、健食市場でも原料引き合いが活発化しつつある。