資生堂ジャパン㈱は、機能性表示食品として届け出ているサプリメント「飲む肌ケア」について、9月21日から、ドラッグストアなどの資生堂化粧品取扱店のほか同社のECサイト「ワタシプラス」で売り出す。
日本健康・栄養食品協会は、4月26日に開催した特定保健用食品広告審査会(第4回)の審査結果を発表し、審査した120件中、1件について法令等に抵触するおそれが最も高い「A」判定とした。「A」判定は14年9月の第2回審査会で2件を判定して以来となる。このほか、消費者庁のトクホQ&Aや日健栄協の適正広告自主基準に抵触する「B」判定は6件、トクホQ&Aや自主基準に抵触するおそれがあるものや消費者に誤認を与えるおそれのある「C」判定は19件あり、いずれも当該企業に連絡し改善を促した。
㈱ユニマットプレシャス運営のカフェ・キャラバンコーヒーで提供されている、乳酸菌生産物質入りコーヒーが幸先の良い出足だ。先月15日から、川崎にある商業施設・川崎アゼリア内のカフェで提供され始め、既に固定客も付いているという。ユニマットプレシャスでは今後、キャラバンコーヒー15店舗での展開も視野に入れており、さらに、ドリップパックにも乳酸菌生産物質を配合した製品開発も計画している。
健康産業流通新聞社は健康食品・飲料を中心に受託製造する事業者に半期ごとの生産状況、今後の見通しなどについてアンケートし、市場の方向性を探る企画を進めているが、今年上半期の状況は昨年同様にインバウンドの恩恵を受けた植物発酵エキスや青汁などの素材が堅調に伸びたことが分かった。ただ一方で「(インバウンドが影響した)一時期の勢いは無い」との意見も出ており、その特需に頼らない国内の需要喚起と新たな新素材の登場が下半期の動向に求められる傾向が伺えた。
機能性表示食品の届出情報更新が1日にあり、㈱太田胃散が届け出たサプリメントなど8品目が新たに追加され、今年度の受理件数が59件となった。制度施行以来の届出総数は369品目。
総務省統計局が7月29日に公表した2016年6月の家計調査速報(二人以上世帯)によると、1世帯当たりの健康保持用摂取品(サプリメント)の支出額は1417円となり、前年同月比は名目17.6%増だった。2ケタ増は4カ月連続。
健康食品の受託製造、素材製造販売の備前化成㈱はこのほど、薬用ハーブ・滋養強壮素材として人気のマカの有用成分を抽出・粉末化した「マカエキス末」の取扱いを開始した。錠剤や顆粒、カプセルといった健康食品製剤から、ドリンクやスープなど幅広い用途に提案していく。