消費者庁が9日に行った機能性表示食品の届出情報の更新で、「冷え改善」を訴求する加工食品の届出のあったことがわかった。㈱伊藤園が届け出たもので、機能性関与成分はモノグルシルヘスペリジン。届出表示では「血流」にも言及しており、「気温や室内温度が低い時などの健やかな血流(末梢血流)を保ち、体温(末梢体温)を維持する機能があることが報告されています」などと表示する。
アサヒフードアンドヘルスケア㈱の機能性表示食品サプリメントシリーズ「ディアナチュラ ゴールド」が売上を順調に伸ばしている。これを受け、同シリーズを含む「ディアナチュラ」ブランド全体の今年1月~10月売上高は、前年同期比30%増と2ケタ増で推移した。引き続きシリーズのラインナップ拡充を図る。
ライオン㈱は9日、6月30日に機能性表示食品としてリニューアル発売した「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」の発売後3カ月間(7~9月)の顧客獲得数が前年同期比2.4倍に増加したと発表した。
消費者庁が4日行った機能性表示食品の届出情報更新で、マルハニチロ㈱が届け出ていた加工食品2品(さけフレーク、ツナフレーク)が追加された。DHA・EPAを機能性関与成分にするもので、中性脂肪を低下させる機能を表示する。これにより同社の届出は計4品目になった。同じ届出表示、関与成分のフィッシュソーセージ、さば缶詰が受理されていた。
L‐カルニチンを機能性関与成分にした機能性表示食品の届出支援に、同原料ブランド「カルニピュア」を供給するロンザジャパン㈱が乗り出した。同社が実施した研究レビュー(システマティックレビュー)や、同素材の安全性情報を届出書類の形式にまとめ、機能性表示食品の開発をサポートしている。
市場調査会社の合資会社戦略企画は、特定保健用食品や健康茶を含む無糖茶飲料市場動向調査をまとめた。それによると、2015年は機能性表示食品制度施行を背景に消費者の健康志向の高まりや、梅雨明け以降の記録的な猛暑を追い風に6年連続のプラス成長が見込まれ、市場全体で前年比5.5%増の1兆7471億5000万円の規模に達すると分析した。また来期についても同市場の成長性を評価する企業が増加しプラス基調が続くと予測している。
機能性表示食品として「骨の健康に役立つ」と表示する生鮮食品「三ケ日みかん」が、5日以降に店頭で購入できるようになる。届出者のJAみっかび(三ヶ日町農業協同組合)によると、4日から出荷を開始、初日は179件のみかん生産農家から約260㌧を出荷した。
㈱ディーエイチシーは、機能性表示食品として消費者庁に届け出ていたサプリメント「エクササイズダイエット」を今月11日から直営店と通信販売で売り出す。内臓脂肪や体脂肪の減少をサポートするグラブリジン含有甘草抽出物を機能性関与成分にするもので、届出日は8月18日付。同品を摂取しつつ運動も行うことで、「健康的なダイエットをサポート」するなどとして肥満気味の人に提案する。同社が2日、発表した。
消費者庁が10月30日に行った、機能性表示食品の届出情報更新で、ビルベリー由来アントシアニンを機能性関与成分にするサプリメントなど、4品目の届出情報が新たに公開された。届出総数は計122品目になった。ただ、届出書類の提出状況は400件を既に超えている。