日本コカ・コーラが4月下旬からテレビ放映していた炭酸飲料「カナダドライ ジンジャーエール FIBER8000」のコマーシャル(現在は放映されていない)が、特定保健用食品(トクホ)と誤解されかねないとして、消費者庁が同社に改善を求めていたことが15日までに判明した。同庁によると、コマーシャル放映開始直後の4月下旬に同社を呼び出し、この旨を口頭で伝えた。同社はその後、同庁にCM放映を中止すると回答してきたという。
消費者庁は、食品の栄養表示に関するルールを定める栄養表示基準の一部改正案をまとめ、合理的な方法で算出した数値であれば、制度上の誤差許容範囲に縛られず表示を認める新ルールを設ける。今月中にも意見募集を開始し、その後消費者委員会の食品表示部会での議論を経て正式決定する見通し。