㈱ファンケル(横浜市中区)は16日開催の取締役会で、島田和幸取締役執行役員グループサポートセンター長の代表取締役社長執行役員CEOの昇任を決定した。2015年4月にスタートした中期3カ年計画の達成と、持続的成長及び企業価値の向上を図るため、その着実な推進役として島田氏の就任を固めた。就任予定日は4月1日。宮島和美代表取締役社長執行役員COOは取締役副会長執行役員に退く。
神戸製鋼グループが食品市場に参入した。環境分野を手掛けるグループ中核企業の㈱神鋼環境ソリューション(神戸市中央区・以下神鋼)が16日、微細藻類「ユーグレナ」を使った健康食品・サプリメントなど食品のOEM事業を開始。筑波大学との共同研究で発見したユーグレナの独自株で市場差別化を図りつつ、シェア拡大を進め、2020年度までに売上高20億円を目指す。
健康食品受託製造の㈱シェフコ㈱は、今年9月ころの竣工・稼働を予定している新工場「宇都宮工場」の完成予想図を、このほど公開した。栃木県鹿沼市の宇都宮西工業団地内に建設を進めているもので、建築面積約2000坪の平屋建て。
マカエキス末を使ったランダム化プラセボ対照二重盲検臨床試験がこのほど国内で実施され、更年期女性に特有の悩みを大きく緩和できる可能性が示された。被験者は40歳以上58歳以下の健常な日本人女性41名で、プラセボ群と比べ、血中エストロゲン濃度や睡眠障害の有意な改善が層別解析で認められた。試験には、マカ原料供給大手の㈱ラティーナが供給する「マカエキス末BG1.2」が使われた。
インターナショナルフーズ㈱(東京都多摩市、島田佳典社長)が、取り扱い原料を使用した臨床試験を活発に行っている。主力原料の植物発酵エキスでは、腸内細菌叢(腸内フローラ)の多様性の増加作用が示唆された。また、青みかん乾燥粉末では、肌に対する有用性が確認され、それぞれ試験実施者らが学会発表した。
健康食品・化粧品受託製造企業の㈱東洋新薬は、本部と第1工場・第2工場を構える佐賀県鳥栖市内に大型の新工場を建設する。約65億円を投資し、2018年春に着工、19年春の竣工、稼働開始を目指す。健康食品、化粧品の受託製造件数が増加しているため、生産体制の強化を急ぐ必要があると判断した。
ハナビラタケ製品を中心に事業展開する㈱ミナヘルス(埼玉県熊谷市、中島三博社長)は㈱インタートレード(東京都中央区、尾崎孝博社長)と業務協力関係を構築し新たな展開を見せている。
㈲バイオヘルスリサーチリミテッド(池田秀子社長)は20日、英LGC社の日本総代理店になったことを受け、LGCのアンチ・ドーピング認証プログラム「インフォームドチョイス」の説明会を都内で開催した。
英国LGC社と㈲バイオヘルスリサーチリミテッド、㈱ドームは15日、都内で会見を開き、バイオヘルスリサーチ社を日本総代理店として、LGC社の食品アンチ・ドーピング認証プログラム「インフォームドチョイス」事業を開始すると発表した。食品のアンチドーピング認証は、JADA(日本アンチ・ドーピング機構)が行っているが、検査と認証を受けられるのは事実上、特定の大手企業に限られていた。海外で認知度が高いLGCが業務を開始したことで、検査・認証を目指す企業が増えそうだ。