日本商品の中国向け越境ECを運営するインアゴーラ(東京都港区)は11月29日、中国最大の個人ECサイト、タオバオグローバルと業務提携したと発表した。中国人観光客の爆買いが注目を集めているが、両社は中国にいながらインターネットで日本商品を簡易に爆買いできるサービスを提供していく。
世界50カ国以上で熟成ニンニク抽出液を配合したサプリメントブランド「キョーリック」を販売展開する湧永製薬㈱(大阪市淀川区)は、来年1月から同ブランドの日本での販売を開始する。まずはサプリメントとして販売し、年明けからエビデンスの収集を進め、再来年を目途にトクホや機能性表示食品での展開を狙う。
リサイクル事業などを展開する㈱シンシアの子会社で、藻類培養事業に乗り出すことを表明していた㈱アルビータ(佐賀県佐賀市)は、ヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチンの原料供給事業を来春を目途に開始する。昨年来進めていた佐賀工場の設備・生産体制がほぼ整い、先月開所式を行っていた。当初は濃度5%オイルの原料を規格し、サプリメントなどの食品用途とともに、化粧品分野への提案も視野に入れる。
青汁を中心とした健康食品受託製造のラシェル製薬㈱(岡山県新見市)は、本社工場敷地内に建設を進めていた「第二工場」(=写真)を10月27日に竣工した。既存工場の老朽化と将来需要に対応するため新たに建設していたもので、青汁の充填・包装加工工場として年明けから本格稼働させる。既存工場は、日本健康・栄養食品協会の健康食品GMP認証を取得しているため、新工場でも早期に取得する。
フジッコ㈱は11日、上半期決算と通期業績予想を発表した。健康食品などの好調を背景に、2017年3月期では売上高で前年同期比約26億円増の613億円(連結)になるとした。
健康食品製造販売の㈱日健協サービス(埼玉県鴻巣市)は1日、腸内環境改善を訴求する、生菌酵母配合の健康食品シリーズ『生きてる酵母』(登録商標)の新商品として、沖縄産サンゴカルシウムを配合した「生きてる酵母 Ca」を発売した。愛飲者が日常生活の中で骨折した場合、最大5万円を「お見舞い金」として支払うサービスを商品に付加しており、「業界初の保障付きサプリメント」として、まずは同シリーズの主要販路である全国の調剤薬局などで売り込む。
㈱ファンケルは、このほどサプリメントの生産能力を従来比1.6倍に高めた。約15億円を投資し、同社の化粧品主力工場「ファンケル美健 千葉工場」にサプリ製造ラインを増設。これにより、「カロリミット」など主力商品の生産を行えるようにした。
㈱ポーラ・オルビスホールディングス(東京都中央区)は、子会社2社の全株式を㈱山田養蜂場と㈱ファーマフーズに譲渡することを決めた。譲渡額はそれぞれ12億円。同社が3日発表した。
製薬大手のエーザイ㈱(東京都文京区)が機能性表示食品の販売に本腰を入れるようだ。先月から自社ECサイトで販売を始めていた機能性表示食品の飲料について、販路を大きく拡大させている。