化粧品・健康事業の再構築を掲げ、来年4月から持株会社体制に移行する㈱ファンケル(横浜市中区)は10月31日、今後の中核商材となる発芽米に希少に含有するPSG(アシル化ステロール配糖体画分)に着目して開発したサプリメント「発芽米パワー PSG」を今月20日に市場に投入すると発表した。まずは中京・東海地区の直営店舗、通販で売り出し、来年から関東エリアを経て順次全国へ販売網を拡大させる。販売体制を逐次整備しながらの初年度は1億数千万円の売上見込みだが、来期は20億円、3年後50億円の大型商材に育て上げる方針だ。
トクホの関与成分に認可されているキトサンなど各種食品素材を手掛ける日本化薬フードテクノ㈱(営業本部・東京都豊島区)は、今秋から南米・ペルー産の機能性食品素材の本格供給を開始した。取り扱うのは、オメガ3リッチのサチャインチをはじめカムカム、マカの3素材。まずは市場認知のあるカムカム、マカをプロモーションし、来年初めを目途にサチャインチを投入する。すでに数カ月前からサンプルワークしている同社では先日行われた展示会でも好感触を得ており、高品質な南米産原料を取り扱うメーカーとしてイメージの定着を図る。
健康飲料など受託製造のトンボ飲料㈱(富山県富山市)はこのほど、スティック包装ラインにびん口仕様を新たに導入した。これまでゼリー形状のみのスティック充填だったが、びん口仕様の導入により液体の充填も可能となり、より顧客のニーズに合わせ企画提案を進めていく。
㈱ファンケル(横浜市中区)は20日、美容・健康に関する情報発信の旗艦店「銀座スクエア」をリニューアルオープンした。今春オープン10周年を迎えた同店の役割をさらに強化する目的で各フロアを一新、ファンケルが持つ最新技術を結集した商品群や企業姿勢などを提供する旗艦店として位置付ける。
日本ハム㈱中央研究所(茨城県つくば市)が国産ブタ由来プラセンタエキスの製品ラインナップを拡充し、ユーザーニーズにより応えられるようにした。既存品に比べて価格を抑えたブタ由来プラセンタエキス100%純末品と、同プラセンタ100%のリキッド品(液体品)を追加。いずれも先ごろ公示されたプラセンタ食品原料のJHFA規格基準に準拠している。
㈱サン・クロレラ(京都市下京区)は7日、クロレラの飲用が2型糖尿病の進展抑制に有効であることを明らかにした。茨城キリスト教大学・板倉弘重名誉教授との共同研究成果。4日開催の第33回日本臨床栄養学会総会で発表した。
アイスランドのキトサン原料専業メーカー、プライメックスは、このほど粉末タイプの水溶性キトサン原料を新たに開発し、日本国内総販売代理店のメイプロインダストリーズ㈱を通じて配合提案を開始した。脂質吸着・排出作用がある食用キトサン原料「リポサンウルトラ」の水への溶解性をかなり向上させたもので、特にダイエット訴求ドリンクへの配合で売り込みを掛ける。
味の素㈱(東京都中央区)はこのほど、栄養・運動ケアでロコモ予防を訴求する「アクティブシニア プロジェクト」を発足した。18日に開催した同社サイエンスセミナーで、同プロジェクトに関する事業概要を説明、シニア層を中心に訴求が進んでいるロコモ予防について、同社では全世代を通じて「質の良い人生を送る」ためのライフスタイルとして提案する。