㈱ファンケル(横浜市中区)は2日、発芽米の希少成分・PSG(アシル化ステロール配糖体)を配合したサプリメントの摂取で、悪玉コレステロール値を低下することを明らかにした。同社では、動脈硬化のリスク低減に寄与する可能性を示唆している。医療財団法人 健康院「健康院クリニック」との共同研究成果で、1日に開催された第16回日本補完医療学会学術集会で発表した。
ダイドードリンコ㈱(大阪市北区)が各地の国産素材を活用した健康食品の開発を進めることで健康食品通販事業の拡大に乗り出す。その第1弾商品として、青森の弘前大学や地元企業らが開発したサケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを配合したサプリメントの発売を16日から開始。ほかにも、九州地方などで量産化できる素材を検討しており、これらを活用したサプリメントの開発を今後進めていく。
ネキシラ㈱(東京都港区)はこのほど、クランベリーエキス「Exocyan(エグゾシアン)」を上市した。海外の研究では、クランベリー(ジュース)には抗菌作用が報告されており、同エキスも口腔の細菌に対する抑制作用が確認されている。また、同エキスはクランベリー果実やジュースに比べて糖度と酸度が非常に低く、歯のエナメル質脱灰リスクが少ないという。これら知見や素材の性質から、同社では主にオーラルケア素材として打ち出し、提案していく。
青汁にも利用される植物素材を継続摂取することで美肌効果が期待できることを㈱東洋新薬(福岡市博多区)が臨床試験で確認し、このほど学会発表した。同社が取り扱う大麦若葉末と長命草末(ボタンボウフウ末)の2素材について、保湿作用などのあることをそれぞれ見出した。いずれも肌荒れ症状のある女性20名を被験者にした二重盲検並行群間試験で確認した。
㈱ファンケル(横浜市中区)は14日、2013年度を初年度とする中期戦略(13年~15年)を策定した。サプリメントなど中高年層を軸とした製品展開を強化し中核製品へ育てるとともに、研究開発力を強化することで新たな市場の創出を図り事業基盤の強化を図る。今年度は「再成長のための準備、仕込みの年」として位置付け、15年度に連結営業利益率8%(12年度4.7%)を目指す。
韓国ヤクルトらが開発した発酵昆布抽出物の日本国内向け販売を蝶理㈱ライフサイエンス部(東京都中央区)がこのほど開始した。韓国ではアルコールからの肝臓保護効果が期待できる旨の機能性表示許可を受けている素材。昆布抽出物を乳酸菌発酵させることで含有量を高めたGABA(γ-アミノ酪酸)を有効成分にしている。
中国・東阿阿膠の日本総代理店として阿膠サプリメントを販売展開する㈱健康ビジネスインフォ(東京都港区)は、睡眠を促すキノコ・ザイラリアを用いたサプリメントの拡販に乗り出す。
「BCAAなどアミノ酸の吸収促進効果が期待できる」。㈱サビンサジャパンコーポレーションが黒コショウ抽出物「バイオペリン」についてスポーツサプリメント向け配合提案を強化している。サルコペニア対策健康食品にも広げていきたい考え。
コンビ㈱ファンクショナルフーズ事業部(さいたま市桜区)は、殺菌ビフィズス菌「BR‐108」に、花粉症状抑制作用があることを都内で開催したセミナーで発表した。
健康食品・化粧品OEMのドクターセラム㈱(東京都渋谷区)の独自健康食品素材「シルクフィブロイン」摂取に伴う糖尿に対する働きについて有効性データがかなり充実してきた。これをテコに同社では拡販に乗り出している。エステティックサロンに続く販路として、特に調剤薬局ルートを確立させたい考えだ。