㈱日立ソリューションズ、㈱ファンケル、公益財団法人神奈川県予防医学協会は1日、健康サービスの開発に有用なPHR基盤の実現に向けた実証実験を開始すると発表した。横浜市が推進する「個別化・予防医療の実現」に向けた取組みの一環として行うもので、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略統合特区で実施する。
医薬品、医薬部外品、清涼飲料水受託製造の田村薬品工業㈱(大阪市中央区)は、快眠のコンセプトを打ち出したドリンクの提案を強化する。これまでも同様の機能性を持つドリンクの製造は請け負っていたが、「不眠を解消するニーズは高い。改めて提案を促すことで市場の底上げを狙う」方針だ。
昨年8月に設立したばかりの健康食品販売会社が、第1弾商品にクリルオイルを採用した。「分かり易い商品が求められる」ことから、少なくとも最初の商品としては「難しい」という当初の判断を覆したのは、効果感の高さ。発売開始から間もないが、じわじわとリピートユーザーを増やしている。
大塚製薬㈱(東京都千代田区)が日本国内で販売する「ネイチャーメイド」シリーズの全アイテム42製品について、日本健康食品・サプリメント情報センターが認証する「ハイクオリティ認証」を今年2月までに取得していたことが、このほど分かった。同センターが8日、ホームページ上の認証取得製品一覧を更新したことで明らかになった。これにより、ハイクオリティ認証取得の最終製品は計101製品と一気に拡大した。
アサヒフードアンドヘルスケア㈱(東京都墨田区)は4日、新規ダイエット素材として注目されている「アフリカマンゴノキエキス」を紹介するプレス説明会を開催した。同社が独自素材以外について説明会を開催するのは珍しく、同社ヘルスケアマーケティング部部長の桜井容子氏は「同素材を配合した商品の発売は現時点では未定」と話すが、今後はドラッグストアでダイエット用食品売上1位(㈱インテージ調査)の「スリムアップスリム」に配合するなど、同社商品に積極的に採用する可能性もありそうだ。
医薬品の原薬製造を中核事業とするアルプス薬品工業㈱(岐阜県飛騨市)は、菓子感覚で摂れるサプリメントの新たな剤形「ソフトチュー」による受託事業を開始した。すでに今春からサンプルワークしており、同社の新規事業として健食業界に向け提案を加速させる。
㈱ファンケル(横浜市中区)は14日、会長執行役員の池森賢二氏を代表取締役会長執行役員とする代表権の異動について同日開催の取締役会で決議した。この前日に開催した新経営方針説明会では、池森氏が創業者の立場からファンケルの現状を危惧、「お客様視点の不足、ベンチャー精神の希薄化など、〝ファンケルらしさ〟が失われている」と問題点を指摘し、今後はスピード感のある経営改革に着手し「3年で立て直す」ことを明言した。
高機能化粧品成分として知られるEGF(エピダーマル・グロース・ファクター)を含有する「ツバメの巣エキス」をオリザ油化㈱(愛知県一宮市)が開発し、15日から都内で開催される展示会で発表、上市する。タイ産の燕の巣を超高圧酵素処理によりエキス化したもので、食用および化粧品用の両用途に応用できる製品を開発した。
EPA(エイコサペンタエン酸)の摂取で不安行動を減少させる可能性のあることが竹中麻子・明治大学農学部教授らの実施した動物試験で確認された。タマ生化学㈱が製造販売している健康食品用原料「EPA─40」を使った試験で認められたもの。EPAによる、うつ症状緩和作用を検証する目的で竹中教授に試験実施を依頼した。