クルクミンによる抗うつ作用 セティの「BCM‐95」
(2015.2.26)セティ㈱(東京都千代田区)は13日、抗うつ作用が確認されたインド・アルジャナナチュラルエクストラクツ社製クルクミノイド95%以上含有ウコン抽出物「BCM‐95」について、新たに実施した試験の結果が1月発刊の欧州の脳神経薬理学専門誌「ヨーロピアン・ニューロサイコファーマコロジー」に掲載されたと発表した。オーストラリア・マードック大学など研究チームによるもの。
丸善製薬㈱が供給するパイナップル由来セラミド「ブライトニングパイン」について、経口摂取による肌機能改善作用を報告する臨床試験論文が先ごろ、国内査読付き論文誌「応用薬理」に掲載された。肌バリア機能改善作用のほか、クスミの改善が認められたとしている。
国産天然の鮭鼻軟骨を原料とするマリンコンドロイチン、マリンプラセンタ原料を供給する㈱日本バリアフリー(東京都千代田区、江藤忠士社長)は同社第3の原料として「マリンプロテオグリカン」の年内発売に向けて動き出した。
コラーゲンペプチド製造販売国内最大手の㈱ニッピ(東京都足立区)が臨床試験論文を相次いで発表している。いずれも査読付き論文誌に掲載された。基礎研究に力を入れていた同社がここにきて臨床研究に研究費を割いている背景には、拡販を進めている海外市場からの要求と、機能性表示食品制度に自社製コラーゲンペプチドを乗せる目的がある。
オリザ油化㈱(愛知県一宮市)は10日、原料供給している黒ショウガエキスについて、エネルギー生産性の高い筋肉をつくり、筋肉を若返らせる機能性を持つ可能性を細胞試験で見出したと発表した。筋肉の量を増やすだけではなく質を改善する働きが期待できるとしている。今後、ロコモティブシンドローム対応や、アスリート向けに筋肉の質向上を訴求する製品への配合を提案していく。
㈱ヤクルト本社(東京都港区)は、乳酸菌LP0132(ラクトバチルス・プランタルム YIT0132)による発酵果汁飲料の継続的な飲用で、花粉症に伴う目・鼻・皮膚のかゆみやQOLの悪化が抑制されることを確認。学術誌「Bioscience of Microbiota, Food and Health」の電子版に掲載されたと発表した。
ノコギリヤシ果実エキスの価格が高騰している。長雨など天候不順が要因などといわれる果実収穫量の急落を受け、原材料果実の価格が大幅に上昇したためだ。急速に進行した円安も相俟って、日本国内での昨夏収穫果実を使ったエキスの販売価格は従来の1.5~2倍に高まっている。ノコギリヤシ果実エキスは、排尿サポート市場を代表する機能性食品素材。
丸善製薬㈱が製造販売する植物性乳酸菌「スマート乳酸菌」(登録商標)について、このほど死菌タイプが追加された。この乳酸菌の特長であるタンナーゼ産生機能は殺菌により期待できなくなるが、最終製品製造時の取り扱いが大きく容易になる。販売会社などからの強い要望もあり、同社が開発を進めていた。
昨秋からタイ産ハーブのサプリメントを販売展開している㈱ブルースター(埼玉県草加市)は、昨年末から各種ハーブの原料供給を開始した。まずは、日本でも美容素材として知られるプエラリアミリフィカに類似する機能を持つワーンチャック・モッルークの提案を進め、順次、日本では馴染みは薄いが優れた機能性を持つ差別化できる原料のラインナップを拡充していく意向だ。