オメガ3脂肪酸の一種、αリノレン酸を多く含むアマニ、エゴマ、チアシードの需要が伸びている。ECサイト「ケンコーコム」では11月の健康食品売上第1位にアマニ油が入った。「女性にも男性にも良い」などとしてチアシードを紹介するテレビ番組も今月、放映された。
今夏、韓国で機能性表示を許可された、クロロゲン酸含有グリーンコーヒー豆抽出物「スベトール」について、日本で同原料を販売するナチュレックス㈱が、日本で来春実施される機能性表示制度でも、韓国と同様の機能性表示を行える可能性があるとして提案を進めている。
米国の農業協同組合大手「CHS」が製造する大豆タンパクの日本国内販売を、㈱サンブライトがこのほど開始した。国内販売代理店契約を締結したことによるもので、CHS製品が初めて日本市場へ本格導入される格好。これにより、CHSはアジア市場開拓に弾みをつける。
アグリコン型イソフラボンの体内でのエクオールへの代謝量は配糖体型イソフラボンと比べて2倍以上多く、エクオールを直接摂取する場合と比べても尿中排泄量に差はほとんど認められない──含有食品が発売されたことで注目度が高まっているエクオールに関するこのような動物試験結果を、武庫川女子大学薬学部とニチモウバイオティックス㈱が第50回高血圧関連疾患モデル学会(5~6日、和歌山)で発表した。
クルクミンなどクルクミノイドの経口摂取に伴う生体利用率を高めたウコン原料の日本国内販売を、インデナジャパン㈱とユニキス㈱が本格的に始める。膝の健康をサポートする機能が複数の臨床試験から示唆されているもので、関節ケア市場に売り込む構えだ。
集中力を高める機能が期待できるアメリカンジンセン(人参)エキス「セレブースト(Cereboost)の拡販にナチュレックス㈱(東京都千代田区)が乗り出す。高麗人参エキスが配合される場合も多いエナジードリンクなど機能性飲料への配合提案を強化する構え。健常者を被験者にした二重盲検臨床試験論文が発表されていることもあり、食品の機能性表示制度への対応も視野に入れる。
皮下脂肪低減作用が報告されているアロニア果実エキスについて、日本新薬㈱(京都市南区)が持久力向上作用や、運動時の筋肉の損傷をケアできる機能を持つ可能性を新たに見出し、サプリメントへの配合や、同社が得意とする乳タンパク素材との組み合わせを進めている。
野田食菌工業㈱(千葉県野田市)は、霊芝菌糸体培養抽出物(MAK)を用いたラット試験で血圧上昇抑制効果のあることを明らかにした。城西大学大学院薬学研究科の日比野康英教授との共同研究成果。先月開催した第17回日本補完代替医療学会で発表した。
ビルベリーエキス含有食品の摂取に伴う眼精疲労自覚症状の軽減機能を検証する目的で実施した2つの臨床試験結果をまとめた論文が、国内学術誌「プログレス・イン・メディシン」の11月号に掲載された。論文投稿したのは、ビルベリーエキス含有サプリメントもラインナップする通信販売の㈱えがお(熊本県熊本市)。
ホスファチジルセリン(PS)の認知機能改善、抗ストレス効果を機能性表示へ―。PSの原料メーカー及び取扱業者4社が、来春にも消費者庁が制度創設を目指している、食品の機能性表示(機能性表示食品)制度の活用に向け、PSの機能性に関するヒトデータの検索や製品規格化を検討していることが分かった。