フィトファーマ㈱は、天然色素の原材料としても用いられている植物アナトー油脂由来の新規食用原料の供給を始める。抗炎症作用などが確認されているジテルペンアルコールの一種、ゲラニルゲラニオール(GGOH)を含有するもので、製造販売体制が整い次第、日本のほか米国でも供給をスタートさせる。
ナチュレックスが販売する生コーヒー(グリーンコーヒー)豆抽出物「スベトール(Svetol)」の機能性表示を韓国FDAが承認した。これにより韓国国内では今後、同原料を1日当たり400㍉㌘以上摂取できるように設計した最終製品は「体脂肪の減少を助ける(Can Help to reduce body fat)」とパッケージなどに表示できる。
韓国産ブタプラセンタエキス純末の販売を蝶理㈱(東京都港区)が9月から始める。プラセンタ食品JHFA規格規準に準拠する一方で、価格競争力を大きく高めた。規格規準準拠のブタプラセンタ原料を使いたくても、価格がネックになっていた先が多いと同社では見ており、こうした販売会社などに売り込んでいきたい考えだ。
動物用医薬品販売大手の共立製薬㈱が、㈱カネカが開発した機能性食品素材で甘草抽出物の「グラボノイド」を使ったイヌ・ネコ向けサプリメントの販売を8月25日から始めた。食べやすいように小型カプセル化したもので、販路は主に動物病院。
海外セレブやスーパーモデルなどが愛飲していることなどを背景に食用油はじめ健康系飲料、化粧品など幅広い用途で市場が拡大しているココナッツ関連商材。海外での動きに影響され、国内では2~3年前から盛り上がりを見せ始めていたが、ここにきてサプリメント用途での展開が見えつつある。オイルに含有する中鎖脂肪酸の機能性に改めて関心が向けられたかたちだが、ココナッツのイメージの良さも関連し、商品開発が一気に進む様相を呈してきた。
大塚製薬㈱(東京都千代田区)は、更年期症状の軽減が期待できる大豆由来成分「エクオール」について、国内を対象にした「エクオール産生能力の実態調査」を発表した。その結果、70代以降は50%以上の産生率である一方で、10代はその半分となる27%となり、「大豆摂取頻度とエクオール産生能力との関連性が見られる」と分析している。同社が8月13日発表した。
独自の漢方理論による健食素材の提案を進める㈱龍榮総研(東京都三鷹市)は、金針菜とネムノキの花の混合原料「キンネムエキス」の原料供給を開始した。近年増加の一途を辿る睡眠障害に対応する食品素材への需要に応えたもの。睡眠を促す用途とともに、それに付随することの多いうつにも対応できる新規原料として積極的な提案を始める。
明治ホールディングスの15年3月期第1四半期決算で、「アミノコラーゲン」が前年同期を上回った。一方で、国内コラーゲンペプチド原料メーカーの同期決算によると、国内コラーゲン市場は依然低調。原材料価格の高止まりに苦しんでいる様子も窺われる。
越後白雪茸はメタボ抑制効果に期待が持てる可能性があると、茸研究者や企業、個人で構成される越後白雪茸研究会が、7月25日に行われた研究成果発表会で報告した。
健康食品受託製造の日本タブレット㈱(京都府宇治市)が、筋肉増強機能が期待できる黒ショウガエキス原料の開発を進めている。今秋にも上市する計画で、製剤OEMとともに、原料供給にも乗り出す方針だ。